10月2日の誕生花「キンモクセイ」
花言葉は「謙遜」
(2016年10月2日更新)
《キンモクセイ 漢字で書くと?》
「金木犀」となります。
「犀」という字があてられているのは、樹皮が犀の皮に似ているから、とのこと。
原産地・中国では、花ではなくて樹皮に注目されたのですかね。
《キンモクセイは香りの花》
10月2日の誕生花・キンモクセイのご紹介です。
秋は、町じゅうがこの花の香りで一杯になるシーズン。
こんな小さな花のどこに(直径およそ5ミリ!)、
極上の香りを発する力が秘められているのでしょう。
視覚的にはあくまであっさりした花ですが、そのバランスを取るかのように嗅覚に素晴らしく訴えかける。
自然の神秘を感じます。
まさに「馥郁たる香り」。
年に限られたごく一時期です。
どうぞ胸一杯に、心ゆくまでお楽しみ下さい。深い呼吸は、健康にもいいですよ。
良い香りの花がなにより魅力で、庭木や垣根などに人気の花木。
近年、お酒も注目ですね。
「桂花陳酒」の名前でよく見かけます。
《キンモクセイの基本情報》
モクセイ科。常緑小高木。
中国原産です。
日本への渡来は、室町時代と言われています。
高さは、3~7メートルほど。
花の季節は9月下旬~10月上旬ごろ。
気候によって、開花時期はかなり変動するようですね。
花色は、キンモクセイが淡いオレンジ。
近種の「ギンモクセイ」はアイボリーホワイト、
「ウスギ(薄黄)モクセイ」はクリーム色です。
種としての「モクセイ」とは、じつは、アイボリーホワイトの花をつける「ギンモクセイ」を指します。
町で圧倒的に目にするオレンジの花の「キンモクセイ」は、変種なんです。
《キンモクセイは実が付かない!?》
あんなに沢山花を咲かせるのに、タネや実がつかないのは、何故?
じつは、雌雄異株の木で、日本にあるキンモクセイは、ほとんどが雄株だとか。
日本では、花や香りを楽しむために、花をたくさん咲かせる雄株ばかりが挿し木で増やされ、広まっていったと考えられています。
ゆえに、実をつけないのも、納得と言ったところでしょうか。
《キンモクセイで「香りダイエット」!?》
また、近年、キンモクセイの香りには「ダイエット効果」があるらしい・・・との一説も!
なんでも、食欲を抑制してくれるらしいとか。
確かに、あの甘~い香りをかぐと、
おやつを食べたような気分に・・・なりそうかな?
「謙遜」という花言葉は、素晴らしい香りを振りまくわりに、さっぱりあっさりとした見た目の花の印象をたとえたものでしょうか。
とはいえ、大木の花盛りは、とても華やか、なんですよね!
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