10月4日の誕生花「オニユリ」
花言葉は「荘厳」
《オニユリ 漢字で書くと?》
10月4日の誕生花・オニユリのご紹介です。
漢字では・・・「鬼百合」となります。
《オニユリの基本情報》
栽培され、自生もしている、ポピュラーなユリの一種。
オレンジ色の花びらに黒紫色の斑点があります。
ユリ科。球根植物。
多年草です。
高さは1~2メートルにもなり、花も多くつける大型の百合です。
古くに中国から伝来したとされています。
主に地下の鱗茎を「ユリネ(百合根)」として食用にするために栽培され、広まりました。
ほんのりした苦味が好まれ、正月料理や中華料理によく利用されています。
滋味あふれる季節の食材のようですね。
《オニユリ 名前の由来は?》
「鬼百合」とは、おだやかでない名前ですが、その由来は諸説ありまして。
大型で豪壮なようすを鬼に例えたという説、オレンジの花を鬼の顔に見立てた、という説などがあります。
反り返った花びらが、赤鬼のツノのように見えたのでしょうか?
《オニユリの別名は?》
別名「テンガイユリ(天蓋百合)」。
そり返った花びらを、天のフタに喩えました。
こちらは、なかなか詩的なネーミングですね。
白いユリとはまた違った、庶民的な美しさがあると思うのですが、いかがでしょう?
《オニユリには「むかご」がある》
また、葉の根本につく「むかご(珠芽)」が特徴的です。
タネを作らず、「むかご」で繁殖する種類。
「むかご」とは、茎や葉のつけねなどにできる発芽機能をもつ小さなかたまりです。
地面に落ちてから発芽するので、その性質をうまく利用したのが「むかご繁殖」という方法。
また、「百合(ビャクゴウ)」の名の漢方薬として、滋養強壮・鎮咳去痰・消炎などに用いられます。
食べてよし、クスリでもよし、花も楽しめると、三拍子揃った存在として親しまれているようですね。
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