10月7日の誕生花は「シオン」
花言葉は「遠方にある人を思う」
《シオン 漢字で書くと?》
10月7日の誕生花・シオンのご紹介です。
漢字で書くと「紫苑」。
品のある薄紫色の花は、秋が盛り。
漢字の当ても、詩的で秋に似合います。
風に揺れる姿が、ノスタルジーをかき立てるのでしょうか。
《シオンの基本情報》
キク科。多年草。
原産地は朝鮮半島、中国北部、シベリア、モンゴルです。
草丈は2メートルほどになり、花を房状につけます。
根は、煎じると、せき止めや痰を取り去る効果があり、喉の薬として使用されます。
漢方生薬としての名前も「紫苑」。
《シオン 名前の由来は?》
「シオン」という名前は、中国名である"ジワン"がなまったものとされています。
また、花の色が由来、と言う説も。
《シオン 別名は?》
この植物には、日本名(別名)がありまして・・・
オニノシコグサ(鬼の醜草)、ジュウゴヤソウ(十五夜草) などなど。
「鬼の~」とは、たおやかな印象からはちょっと意外ですが、
この花にまつわる「今昔物語」の中にある逸話が由来のようです。
詳しい伝説はこちらのサイトをどうぞ ↓
「一五夜草」は、ちょうど十五夜(中秋の名月)の頃に開花することからきているようですね。
《シオンは平安貴族のお気に入り?》
日本には、古い時代に中国から朝鮮半島を経て、当初は薬草として渡来したようです。
しかし、花が美しいので観賞用として栽培が盛んになりました。
紫式部の「源氏物語」にも、この花が出てきますから、平安時代にはすでに栽培されていたらしいのですね。
確かに、平安貴族に好まれそうな雰囲気を持っています。
秋の澄んだ青空に揺れる花を愛でつつ、しばらく会っていない旧友や家族に連絡を取ってみたり、思いを馳せるのも、いいですね。
このページへのリンクは以下のタグを貼り付けて下さい。
<a href="https://www.366flower.net/2005/12/post_22.html" target="_blank">誕生花の辞典:10月7日の誕生花は「シオン」</a>
このサイトのデータ(画像・文章)の引用・転載につきましては、必ず「お問い合わせ」をご参照下さい。非営利使用であっても、出典元表示なし・リンク設置なしの引用・転載は、堅くお断りいたします。転載する場合はせめて「引用元」を表示し、当サイトへのリンクを張っていたければ幸いです。