10月6日の誕生花「ウメモドキ」
花言葉は「明朗」
《ウメモドキ 漢字で書くと?》
10月6日の誕生花・ウメモドキのご紹介です。
漢字では「梅擬」。
「もどき」とは、「似て非なるもの」「匹敵するもの」・・・てな意味合い。
すなわち・・・「ウメに似ているがウメにあらず」「ウメっぽい!」てな、感じでしょうか?
それが証拠に、ウメと同じ科(バラ科)の樹木ではありません。
《ウメモドキの基本情報》
モチノキ科。落葉低木。
日本が原産地で、高さ2~3mになります。
本州から九州の山中の湿地に自生しますが、庭木や盆栽にもよく使われています。
雌株と雄株があり、実のなる木は雌株。
梅に似た小さな白い花は初夏(5月~7月)に開花します。
その後9月頃~、秋から冬にかけて小さな赤い実を枝いっぱいに実らせます。
次第に紅葉もするので、秋が深まるにつれてカラフルに!
実は、葉が落ちてからも枝に残るので、とても目立ちます。
花よりも実と紅葉のシーズンに高い鑑賞価値があるようで、生け花の花材として使われます。
《ウメモドキの実に、繁殖のウルトラcが!》
赤い実は野鳥(ツグミ、ヒヨドリ、ジョウビタキなど)の大好物。
赤い果肉部分には、種の発芽を抑制する物質が含まれています。
果肉を小鳥に消化させ、中心の種を糞と一緒に排泄してもらう。
当然、あちこちに種が散らばって、広範囲に種(しゅ)を保存することができるというわけです。
小鳥を使って種を遠くに運んでもらおうという、見事な知恵ですね。
実際、ウメモドキには、「知恵」という花言葉もあります。
《ウメモドキを発芽させるには?》
その他にも、赤い実をつけて小鳥にアピールする植物は、秋から冬にかけてたくさん見られます。
センリョウ・マンリョウ・ハナミズキ・ナンテン・ピラカンサなど。
これらの実を取って、自分で発芽させてみたい、という場合は、外側の果肉を取り除き、種だけにしてくださいね。
また、冬の寒さを通過しないと発芽しませんので、芽が出るのは来年の春です。
気長に待ちましょう!
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