10月20日の誕生花「ナナカマド」
10月20日の誕生花・ナナカマドの花言葉は「慎重」
《ナナカマド 漢字で書くと?》
10月20日の誕生花・ナナカマドのご紹介です。
漢字で書くと「七竈」です。
木質が大変固く、七回かまどに入れても燃え残ることをたとえてつけられた名前です。
秋は、真っ赤に紅葉する季節。
《ナナカマドの基本情報》
バラ科。落葉高木。
高さは5~10メートルにもなります。
原産地は、ユーラシア大陸・アジアとされています。
日本列島にも、北海道から九州まで幅広く分布しています。
花期は初夏、白い小花を咲かせます。
秋になると、紅葉した葉と赤い実が目を引き、この木にとっては「モテ期」!
《ナナカマドは多用途の木》
固い木質を活かして彫り物や細工物として、また、海難・水難を避ける力も信じられていて船舶の材料の一部にも使われます。
雷よけの霊木ともされていて、別名は「雷電木」。・・・とっても、強そうですね。
神社などに「雷除け」として植えられることも多い木です。
《ナナカマドの実は不凍性》
実には、「ソルビン酸」という保存料が蓄積されています。
食品添加物として使われている、「ソルビン酸」です。
そのため、葉が落ちても、実は腐らず凍らず残って、冬の間、鳥類にとって貴重な食糧になるのです。
西洋には、この性質にまつわるこんな伝説が。
迫害され、放浪する聖母マリアに実を差し出した植物とされています。
それゆえ、神から祝福を受け、冬になっても実が凍らないようになった・・・とな。
洋の東西を問わず、「安心感」「安定感」をイメージさせる役割を担っている木、なんですね。
そこから「慎重」という花言葉が生まれたのでしょうか。
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