10月14日の誕生花「ミセバヤ」
花言葉は「平穏」
《ミセバヤ 漢字で書くと?》
10月14日の誕生花・ミセバヤのご紹介です。
漢字で書くと「見せばや」。
「誰に見せようか」の意味です。
葉と茎は、多肉植物特有のぽってりした質感。
地をはうように茎を伸ばし、先端にピンクの小花を群がるようにつけます。
《ミセバヤの基本情報》
ベンケイソウ科。多年草。
多肉植物で、葉と茎に厚みがあります。
茎は長さ15センチ~30センチほど。
花期は秋、10~11月頃にかけて。
淡い紅色、ピンク色の花を咲かせます。
《ミセバヤは「純日本種」!》
本種は、日本が原産。
日本の固有種です。香川県小豆島に自生しています。
・・・ですがっ!なんと。
野生種は、「絶滅危惧種IB類」に指定されているのです。
絶滅危惧種とは、お察しいただけるとおり、開発行為や乱獲などで、自然界(野生)での存続が危ぶまれる種のことです。
《ミセバヤは「レッドデータブック」に載っている!?》
環境省がまとめているこれらの種の一覧、『絶滅の恐れのある野生生物-レッドデータブック-』によると、「絶対絶命度」の高い順に、
「絶滅」→「「野生絶滅」→「絶滅危惧IA類」→「絶滅危惧IB類」→「絶滅危惧II類」となっています。
ミセバヤと同じランクの生き物は、「イヌワシ」や「ヤンバルクイナ」など。
結構、「絶滅危機!」とせっぱ詰まった報道を目にすることありますよね。
実は同じランク。「近い将来、野生での絶滅の危険性が高い種」となっています。
実際のところ、野生種が自生しているのは、香川県をはじめ、群馬・奈良のみとなっています。
(平成12年7月刊行「レッドデータブック」による)
常に共存・保護の目を光らせないといかんのでしょうね。
一度絶滅してしまうと、取り返しがつかないのですから。
「誰に見せようか」と思うことすら、できなくなってしまう。
「ミセバヤ」がイキイキと生息できる環境を保つには・・・。
「平穏」こそが、かけがえのないものなのかも、しれません。
真面目に色々考えさせてくれる、「今日の花」です。
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