11月11日の誕生花「ツバキ(白)」
花言葉は「申し分のない愛らしさ」
《ツバキには白い花もあります》
11月11日の誕生花・白いツバキのご紹介です。
小デュマの小説・ヴェルディのオペラ、「椿姫」のモチーフとして、世界的に名高い花です。
この花をかたどった「カメリア」のアクセサリーも、根強い人気モデル。
すっきりとした、無駄のない形ですよね。
《ツバキの基本情報》
ツバキ科。常緑高木または低木。
原産地は、日本・韓国・中国など。「東洋の出身」です。
日本の太平洋側には、主に「ヤブツバキ」が、日本海側には「ユキツバキ」が自生しています。
高さは、15メートルほどになる種もあります。
花期は12月~5月頃。
花色は、赤・桃・白・絞りの複色など、さまざま。
咲き方も「八重咲き」「牡丹咲き」「獅子咲き」など。
江戸時代にはツバキのブームが起こり、様々な園芸品種が作り出されたようです。
(後述します)
《ツバキ 名前の由来は?》
ツバキ、という名前の由来は・・・・
「つやつやした葉っぱの木」から、「つや葉の木」「ツバキ」に変化したというのが、定説のようです。
俳句では「春」の季語になっています。
漢字で書くと「椿」ですものね。
ズバリ「春の花」の代表格!
《ツバキ 漢字の由来は?》
ちなみにこの漢字は、この花にあてて、日本で作られたものです(国字)。
中国にも、現在この字はありますが、まったく別の種類の植物をさす字ということです。
《ツバキと日本人の関係は?》
古くから大変愛好され、「日本書紀」「万葉集」にも名前をみることができます。
徳川2代将軍「秀忠」は、ツバキマニアだったようで、各地から珍しい種類を江戸城に取り寄せました。
その時代は、ツバキの栽培・改良が庶民の間でもブームになりました。
ただし武士階級には、花が咲いた形のまま、ポトリと落ちる習性が嫌われました。
「首が落ちる」ということで、武士にとっては縁起が悪いのですね。
それが証拠に、武家の家紋には、ツバキの花は見あたりません。
《ツバキは花のみならず!》
実からとれる「椿油」も、生活の様々なシーンに役立てられています。
管理人も現在、三宅島産の「椿油」で肌の手入れをしているんですよ。
なんだか、キメ細かくなってきた気がします。髪の毛にも、手にも使ってます。
いちいち専用の化粧品を買わなくても、これ一瓶あればオッケーというのは、スボラな管理人には、ぴったりでございますよ。
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