11月21日の誕生花「カリン」
花言葉は「努力」
11月21日の誕生花・カリンのご紹介です。
漢字では「花梨」。
「唐梨(カラナシ)」、「木木瓜(キボケ)」という別名もあります。
秋は、実が黄色く熟すシーズン。のどの荒れに効くことで有名です。
バラ科。落葉高木。
原産地は、中国です。
高さは、6~10メートル。
花期は、4月~5月にかけて。
10月ごろに、10~15センチほどの大きさの実が熟し、よい香りを放ちます。甘~い、おいしそうな香りなんですが、かたくて、とても酸っぱいので、そのままで食べるのにはむきません。砂糖漬けやジャム、果実酒にして利用されます。
なんと言っても、「のどにいい」ということで、のど飴の原料にもされます(カリンの実の絵が描かれてある製品もありますね)。
含まれている「カリンポリフェノール」という成分が、のどの炎症をしずめ、せきを止めて、痰を取る作用があるということです。
また、とても重く固い質の「高級木材」として、珍重されています。民芸品など細工物、高級家具や建築材に使われます。
木材は、含まれる水分量の変化によって、膨張したり収縮したりするのですが、カリン材は、そのサイズ変化がもっとも小さな素材の一つとされているんです。
密度が高くて、狂いが出にくい、ということですね。
なかなか、優秀です。
ご覧の通り、可憐な花をつけ、薬効豊かな実をつけ、そして優良木材になる、と、まさに「努力」の植物では、あ~りませんか!
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