12月27日の誕生花「ウメ」
花言葉は「高潔」
12月は、花期にはちょっと早いのですが、「ウメ」で参ります。
「花も実もある」植物の代表格。生活の様々なシーンに、梅のパワーは大活躍しています。
バラ科。落葉高木。
原産地は、中国・四川省と湖北省の山岳地帯とされています。
高さは5~10メートル。
花期は、早春、2~3月にかけて。白・ピンク・紅などの5弁花を咲かせます。
多くの品種が作り出されており、八重咲きや枝垂れ咲きなどもあります。
日本への渡来は古く、万葉集にもたくさん詠われていて、その数はサクラをはるかに上回ります。
万葉の昔は「花」といえば「ウメ」のことを指していたんですね。
そのころの日本は、中国を手本として、文化経済などを発展させている時代。
中国で愛でられていたウメの花は、日本の貴族たちにとっても「高貴な、理想の花」だったのでしょう。
もとをたどると、遣隋使・遣唐使により、「烏梅(うばい)」という漢方薬の形で伝わったとされます。青梅の実を、真っ黒になるまで燻(いぶ)し、乾燥させたもの。
(だから「からす」の字をあてているんですな)
今でも、熱、下痢、咳などの症状に用いられます。
花は、新しい枝に咲き、枝はどんどん伸びるのでまめに剪定しても大丈夫。
「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」という言葉もあるくらい。
(馬鹿とは言いすぎの気も^^;)
かぐわしい花を咲かせるのは、寒さの一番厳しい季節。
すがすがしさや強さを感じるのは、今も昔も変わらないようですね。
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