12月16日の誕生花「ハンノキ」
花言葉は「忍耐」
12月16日の誕生花・ハンノキのご紹介です。
漢字で書くと「榛の木」。
田んぼのあぜにに植えて、刈り取った稲を日干しにするときの「稲掛け」にしたり、わさび田の日よけに使われたりする木。
細長い房が「雄花」、丸い部分は「雌花」です。
カバノキ科。落葉高木。
日本に10数種自生。朝鮮半島から中国東北部にも分布しています。
野原、湿原などで森林をつくり、かなりの早さで成長する木です。
高さは、20メートルほどになります。
花期は2~3月の、早春。葉が出る前に、花を咲かせます。
花の後にできる実は、その後、翌年の花期まで枝に残っています。
実からは、「ハリ」という名前の染料がとれ、それが転じて「ハリノキ」 → 「ハンノキ」になった、ともされています。
根に「根粒菌」を持っています(マメ科の植物と同じ)。空中の窒素を固定し、自分で肥料分を作り出すことができるんですね。
火山地などの、やせて劣悪な条件の土地でも生育できる能力を持っています。むしろ、そういった場所に進んで生えるようにも見受けられるようです。
火山噴火で大きなダメージを受けた三宅島にも自生し、自然回復に一役かっています。
土壌改良の役割も果たしている「ハンノキ」。
「忍耐」は、この木の、こういった性質をあらわすのにふさわしい花言葉といえるでしょう。
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