12月21日の誕生花「プロテア」
花言葉は「風格」
別名「キングプロテア」。
一輪の大きな花に見えますが、実は、中心の半球形の部分が小さな花の集合体なんです。直径は、およそ30センチもあります。
ヤマモガシ科。常緑低木。
南アフリカ共和国を中心とする熱帯アフリカが原産地。90種ほどが知られています。
「プロテア」は、ギリシア神話の海の神「プロテウス」にちなんだ名前。
自由自在に変身できる神様で、プロテア属には、変異がとても多いことをたとえたものです。
高さは、2~3mになります。
花期は、5月~10月にかけて。花色は、ピンク、白、オレンジ。
無数の小花が集まった、ドーム型の部分のまわりを、花びらのような「総苞片(そうほうへん)」という器官がぐるりと取り巻きます。つまり「花色」は、「総苞片の色」。なんですね。
花には、「オナガミツスイ(尾長蜜吸い)」という鳥が、蜜を吸いにやってきます。
この鳥、なんとスズメの3倍くらいの大きさがあるとか。プロテアは、昆虫ではなくて、この鳥に受粉をしてもらうのです。この鳥は枯れたプロテアで巣を作るので、種も一緒に運んでくれるのだということです。
さすが、スケールの大きなお話しですね。
また、南アフリカ共和国の国花に制定されています。
生け花の花材に使われることも意外と多く、大作向き。和風の花材との相性も良いため、松などと取り合わせていけることも多いようです。
「風格」。
スバリこれだわよ! といった感じの、花言葉ではありませんか。
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