12月24日の誕生花「ヤドリギ」
花言葉は「困難に打ち勝つ」
漢字では「宿木」または「寄生木」。
落葉樹に寄生し、宿主から養分・水分をもらって生きる植物。
他に依存しまくって生を保つなんて・・・と、管理人的にはイメージ良くないのですが、
しかし。
よりによって、クリスマスイブの「誕生花」ですよ!
なんでやねん、とツッコンでもみたくなります。 その理由は、下段で。
ヤドリギ科。常緑低木。
世界各地に、数十種が分布しています。
雌雄異株。「雄花」と「雌花」があります。アップ写真は「雄花」です。
花期は、2~3月の早春。直径4ミリほどの、ごく小さなもの。
その後、11月~12月にかけて、直径6~7ミリの黄色い丸い実をつけます。
宿主の葉が落ちても、こちらは常緑。こんもりとした丸い形・・・とても目立ちます(「苔玉」みたい?)。
欧州圏では、「生命力」のシンボルとされているんですね。
緑の無くなった真冬にも青々とし、実までつけている。
その姿が、宿主を征服している「力強さ」「豊穣のしるし」として、プラスイメージにとらえられています。
従って、勇ましい、前向きな花言葉がつけられました。
クリスマスの飾りとしてもポピュラー。戸口や、天井に吊したりするということです。
日本のクリスマス、オーナメントのモチーフもずいぶん多様化してきましたが「ヤドリギ」は、一般的でないですね。
それは、日本と欧州の「植生の違い」「民族性の違い」から来るものなのでしょうかね。
日本には、ヤドリギ以外にも常緑の植物がいっぱいあるので(スギや松・竹など)、ことさらヤドリギに思い入れを抱くことはなかったのだろうし、
「フロンティア・スピリット(開拓精神)」を尊ぶ狩猟民族と
「和を持って貴しとなす」農耕民族の、気質の違い。
ヤドリギの生態を「安定した大地の上ではない場所をあえて選んで、たくましく生きているのだなあ」と見るか、
「寄生なんぞして! 宿主をなんと心得る。人に頼るなど、ずるい生き方をしよって」と見るか^^;。
このへんは「文化人類学」のテーマになりそうですね。
さておき、腰や関節の痛みを和らげる成分や、高血圧や狭心症にも効果のある成分を含むということで、
役に立ってくれることは、確かなようです。
クリスマスオーナメント、「違いを見せたい!」という方、「ヤドリギモチーフ」は今後ブレイクするかもしれません。
「買い」ですよ!?
「なあに、こんなの飾って」といぶかしがられても、粘り強く説明をしていけば、「困難に打ち勝」って新たなトレンドをあなたから作り出せるかも、しれません!
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