12月26日の誕生花「白いブバルディア」
花言葉は「幸福な愛」
「ブバリア」とも言われます。
ジャスミンに少し感じが似てますね。香りのよい種類もあるようです。
日本では、三宅島・八丈島などで園芸作物として栽培されています。
アカネ科。常緑低木。
南アメリカ・メキシコ近辺の熱帯地域が原産地です。
フランス・ルイ16世の従医でパリの王室庭園長だった「ブバールさん」の名前が由来。
日本には、昭和初期ごろに渡来したとされています。
花色は、白のほかに、赤、ピンクなど豊富。
品種改良がすすみ、花が大輪化してきています。
切花はもちろん、矮性種(樹高の低いタイプ)の開発が進んで、鉢物としても広く出回るようになりました。
花期は、露地ものは秋から冬・10月~12月ですが、開花調節されたものがほぼ一年を通して手に入ります。
管理人がこの花の名前をはじめて知ったのは、ファンタジーの大家・立原えりかさんの「月と星の首飾り」という作品を読んだときでした。
この作品には「花とみつの精」の血を引く「さら」という女の子が登場します。
「白いブバリアの花の精」が人間界にやってきて、さらを「花とみつの島」に誘うのです。
立原さんのみずみずしい筆致と、ドラマティックな展開でぐいぐい引きこまれます。
「愛の奇蹟」がテーマのひとつなのですが、折に触れて何度も読み返している愛読書のひとつです。
あらためて、この花を見て、また、この作品を読んでみようと思いました。
(「月と星の首飾り」は、講談社文庫より発行。おそらく現在は、絶版になっているかと思います。
図書館・古書店などでみかけたら、ぜひ、手に取ってみてください)
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