2月23日の誕生花は「ジンチョウゲ」
2月23日の誕生花・ジンチョウゲの花言葉は「栄光」
《ジンチョウゲ 漢字で書くと?》
「沈丁花」と書きます。
この花の香りが町にただようと、「春はもうすぐ」と実感します。
花びらに見えるのは、「萼(がく)」。
《ジンチョウゲの基本情報》
ジンチョウゲ科。常緑低木。
中国が原産地。日本への渡来はかなり古く、室町時代前後と見られています。
高さは、1~1,5メートルほどで、庭木にちょうどいい大きさ。
花期は、2~3月。
花芽そのものは、12月ごろから葉の間に見え始めます。
じっくり3ヶ月かけて、つぼみを「熟成」させて、香り高い花を咲かせるのです。
花色は、多くは「外側が赤紫、内側が白」のツートンカラー。
筒状の「萼」の先が、4つに分かれて花びらのように見えます。
改良品種には、白色(シロバナジンチョウゲ)や、淡い紅色のものもあります。
雌雄異株。日本で見られるのは、ほとんどが雄株です。
この点は「キンモクセイ」とよく似ています。
《ジンチョウゲ 名前の由来は?》
名前の由来は、「沈香(ジンコウ)」と「丁子(チョウジ)」を合わせた香りに似ているから、
また「香りが沈香」「花が丁子に似ているから」ともいわれています。
ちなみに「丁子」とは、スパイスの「クローブ」のこと。
《ジンチョウゲの利用方法は?》
花を日干しにして煎じた液は、歯痛や口内炎・のどの痛みなどに効果がある、民間薬としても利用されています。
また、香りを活かして、花をポプリに使ったりもするようですね。
《ジンチョウゲは挿し木で増やす》
それほど勢いよく成長する種ではないので、剪定はあまり必要ありません。
また、挿し木で増やすことができますが、移植を嫌うようです。
管理人の母は、庭にこの木を挿し木で根づかせて、何株か育てていたのですが、「大きくなってから移すとだめなんだよねぇ」とたびたび言っていました。
実際、移植した株は、枯れてしまったものがありました。
庭に植える際は、ずっとそのままでいられる場所にしてあげると、よいでしょう。
《ジンチョウゲ 花言葉の由来は?》
「栄光」という花言葉は、ちょっとゲッケイジュにも似ている、常緑の葉のつややかさを表しているようです。
それもそのはず、英語名は「冬のゲッケイジュ(月桂樹)」の意味の「ウインターダフネ(winter daohne)」。
「ダフネ」とは、月桂樹のこと。ギリシャ神話に由来する名前です。
英名の由来は、葉が月桂樹に似ていて、冬に存在感を発揮するところから、でしょうか。
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