3月3日の誕生花は「モモ」
3月3日の誕生花・モモの花言葉は「天下無敵」
(画像・ウィキペディアより)
《モモ 漢字で書くと?》
「桃」ですね!
そして3月3日は「桃の節句」。「ひなまつり」です。
と言えば・・・この花で、決まりでしょう。
花も実も、ほんのりふんわりとした、幸せな気持ちにさせてくれます。
《モモの基本情報》
バラ科。落葉小高木。
中国が原産地。
日本への渡来は古く、弥生時代の遺跡から種が発掘されたほど。
「古事記」にも登場しています。
高さは、3~5メートル。
枝が枝垂れるタイプ(しだれ桃)もあります。
花期は、3~4月にかけて。
花色は、ピンクの濃淡、白、紅、しぼりなど。
品種改良の結果、花の咲き方は、本来の一重の5弁花のほかに「八重咲き」「菊咲き」といったものが作り出されていきます。
そして、花色も豊富になりました。
八重咲き種は「ハナモモ」と呼ばれることが多いようですね。
《モモは、「花も実もある」植物だ!》
花を観賞する「ハナモモ」と、食用にする「食用桃」に大きく分けられます。
もともとは、花の観賞と薬用に用いられることが多かったようです。
「果物」としては、甘くておいしい「水蜜桃」が輸入されてきた明治時代以降に一般的になっていったようです。
と言うことは、「嗜好品」「果物」としての歴史は、意外と浅いんですね。
現在の食用品種は、明治のはじめに欧米や中国から導入した品種を改良してつくられたもの。
「桃太郎伝説(電鉄ではナイ)」で有名な、岡山県でたくさんの品種がつくられたようです。
《モモは薬用としても役に立つ》
種は「桃仁(とうにん)」と呼ばれ、婦人病一般に効果のある、漢方薬とされます。
また、花や葉が便秘や「あせも」などの改善に用いられています。
夏の「土用」には、桃の葉を入れたお風呂に入浴する習慣があったようで、これは「あせも」や「湿疹・かぶれ」などへの効果があることから。
(ハンドクリームにも「ももの花」という製品がありますね。
桃のエキスが配合されているわけではないようですが、ピンク色のきれいなクリーム。
発売50年以上のロングセラー!)
今では「土用」といえば、「うなぎ」一辺倒ですが、こちらも生活の知恵。
《モモは花も実も愛される》
中国でも、「生命の象徴」「邪気を払う力のある果物」「特別な果物」として重んじられているようですね。
また、英語の「PEACH」は、イキイキとした健康的な女性を象徴するイメージがあるようです。
花も実も、なんとも魅力的な「桃色」で、人類をひきつけるのでしょうね。
「天下無敵」という花言葉は、いさましい「桃太郎」の活躍にもちなんでつけられたのでしょう。
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