3月16日の誕生花は「ハナズオウ」
3月16日の誕生花・ハナズオウの花言葉は「高貴」
《ハナズオウ 漢字で書くと?》
漢字では「花蘇芳」。
葉にさきがけて、枝一杯に咲く花が目を引きます。
枝に直接花がくっついているような、独特の咲き方が印象的。
《ハナズオウの基本情報》
マメ科。落葉低木。
中国が原産地。
日本には、江戸時代の初めに渡来したとされます。
高さは、ふつう2~4メートルほどで、庭木にちょうどよい大きさですが、原産地・中国の自生木は、15メートルにもなるとのこと。
花期は、4~5月にかけて。
赤紫、または白のの蝶型の花は、大きさ2センチほどです。
花の後、夏から秋にかけて、長さ5センチほどの、「絹さや」っぽい実をたくさんつけます。
木や葉の姿を見ると、「マメ科」という感じがしませんが、花と実で「ああやっぱりおマメ」と納得がいきます。
《ハナズオウ 名前の由来は?》
名前は、赤紫の花の色が、別の植物・「スオウ」という木からとれる染料で染まる色に似ていることからつけられました。
スオウに似た色の花、なので「ハナズオウ」と言うわけですね。
《西洋ではハナズオウは「裏切りの花」!?》
西洋にも、原産の「西洋種」があって、「ユダ・ツリー」と呼ばれています。
キリストを裏切った「ユダの木」とされているんですね。
ユダがこの木で首を吊ったとされており、「縁起でもないっ!」と、ヨーロッパでは植栽を嫌がるところもあります。
伝説によると、「裏切り者が首をつったことを恥じて、 白かった花が赤くなった」とされています。
そのせいか、西洋文化圏での花言葉は、「不信仰」「裏切り」「疑惑」などなど、ネガティブオンパレード。
・・・いやはや、とことん「ユダ」に対するイメージは悪いのですね。
(宗教の歴史的にいろいろ理由がありますが)
しかし、これはあくまで西洋(キリスト教圏)において。
《東洋では「高貴な色」のハナズオウ》
東洋は東洋ならではの、この花のイメージにふさわしい花言葉があってしかるべきだ、と、捜しましたよ、全勢力をもってして!(?)
で、ご紹介が「高貴」と相なりました。
紫は「位の高い色」。(聖徳太子制定「冠位十二階」では、最高位の人がかぶる冠の色)
ネガティブにならずに、春の日差しと一緒に、美しい「赤紫の木」を楽しみましょう。
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