3月1日の誕生花「ハハコグサ」
3月1日の誕生花・ハハコグサの花言葉は「いつも思う」
《ハハコゴサ 漢字で書くと?》
「母子草」となります。
春の七草「ゴギョウ(御形)」はこの草です。
白いうぶ毛に覆われ、ビロードのような質感。
七草がゆには若芽を使いますが、けっこう苦味があります。
《ハハコグサの基本情報》
キク科。越年草。
秋に発芽し、地面に張りついた状態で冬を越し(ロゼット)、春に草丈をのばして開花するというサイクル。
日本全土にごくふつうに見られる雑草で、朝鮮半島や中国・東南アジアなどにも分布しています。
開花時の草丈は、15~40センチほどです。
花期は、4~6月にかけて。
黄色い、特徴ある形の小花を咲かせます。花びらが見えないので、つぼみのようですね。
《ハハコグサ 名前の由来は?》
名前の由来はいくつかあって、
その1 葉や茎が白い綿毛に覆われている姿を、
母親が子を包みこむ様子にたとえた
その2 白い毛に覆われている葉を「乳児の舌」にみたてた
その3 茎も葉も綿毛におおわれている姿を、
「ほうけた」ような状態に見たてた「ホウコグサ」が、
ハハコグサになった
その4 かつては「草もち」の材料としてポピュラーで、
「葉っこ草」と呼ばれており、
それが「ハハコグサ」になった
・・・などなど。とっても身近な草なので、諸説あるようです。
白いうぶ毛も、名づけの大きな要因でしょう。
「父子草」という植物もあります。もうちょっと細くてゴツゴツした感じ。
《ハハコグサは「草もちの草」だった!》
さて、「草もち」に関してなんですが、現在は「ヨモギ」というイメージが強いですよね。
ところが、意外なことに、「ヨモギ」が草もちの材料として主流になったのは、どうやら明治時代以降らしいのです。
それまでは、この「ハハコグサ」を草もちに使っていたんですね。
ヨモギの方が緑が鮮やかなので、次第に人気となっていったようです。
ハハコグサの草もちは、
ハハコグサの若芽を、塩を入れた熱湯でゆで、水にさらして軽くアクを抜き、細かく刻みます。
そして、米の粉に混ぜてよく練り混ぜる(つく)と、完成。
《ハハコグサは役に立つ》
若芽を、天ぷらにしても食べられます。
また、せき止めや、気管支の炎症を抑える漢方薬としても使われます。
野菜作りをしている管理人にとって「抜くべき雑草」以外の何ものでもなかったのですが、いろいろ調べてみて、ちょっと見直しました~。
・・・でも、作物のそばに生えていたら、今後も容赦なく、抜きますけどねっ。
「ハハコグサの草もち」作ってみようかな。
《ハハコグサの花言葉の由来を想像する》
「いつも思う」という花言葉は、母が子を思う慈愛の情を思わせて、ちょいとほろりとさせます、が。
どこにでも生えているので、「いつも」目に入って『ハハコグサ』だなぁと「思う」、
・・・ってのが、管理人的には、実感でございます、ハイ。
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