4月28日の誕生花は「日本サクラソウ」
4月28日の誕生花・日本サクラソウの花言葉は「初恋」
《ニホンサクラソウ 漢字で書くと?》
もちろん「日本桜草」。
ショップでおなじみなのは、「プリムラ」と呼ばれる「西洋サクラソウ」ですが
日本自生の「桜草」もありまして、
こちらは、漢字で書き表すのがふさわしい趣です。
「プリムラ・マラコイデス」を、もっとシンプルにした感じ。
《日本サクラソウの基本情報》
サクラソウ科。多年草。
北海道南部から本州~九州にかけて、川岸などの草地で群生地が見られます。
「サクラソウ科」の植物は世界に500種類以上あるとされ、日本にはそのうちの20種数種が自生していますが、半分以上は「絶滅危惧種」に指定されています。
草丈は、15~40センチほど。
花期は、4月~5月にかけて。
直径2~3センチほどの、サクラによく似た5弁花を十数輪かためて咲かせます。
花色は、紅紫色の他、白もあるようです。
《日本サクラソウは「天然記念物」》
かつてはあちこちに群生地があったようなのですが、開発や乱獲などで数が激減してしまいました。
全国にある群生地は、どこも大切に保護されています。
関東近郊で有名なのは、埼玉県さいたま市の「田島ケ原」群生地。
荒川ぞいにあって、「天然記念物」に指定されています。
《日本サクラソウは「和のガーデニング」人気アイテム!》
可憐な姿は古くから愛され、江戸時代にはたくさんの園芸品種が作られました。
その数は300を越えるとも言われ、しかしすべてが「一重咲き」。
それらの花の微妙な違いを愛でるという、とても日本的な発達をした「古典園芸植物」の一種とされ、独特の鑑賞法「雛段飾り」が生み出されました。
大体草丈がおなじくらいなので、階段状の台に、違う種類をお雛様のように並べて楽しむ・・・という、
何とも風流な「和風ガーデニング」であります。
「盆栽」や「箱庭」にも通じるモノがありますねぇ。
奈良県の「高鴨神社」では、毎年「日本桜草祭」が開催されています(4月中旬~5月上旬)。
興味を持たれた方は、「高鴨神社」で検索してみて下さい。
初恋の人の面影にも似た、一鉢がみつかるかもしれません。
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