4月13日の誕生花は「クマガイソウ」
4月13日の誕生花・クマガイソウの花言葉は「みかけだおし」
《クマガイソウ 漢字で書くと?》
「熊谷草」と書きます。
名前の由来は、戦国武将にあり!
個性的な花型を、「平家物語」の登場人物・源氏の武将「くまがいなおざね(熊谷直実)」が背負っていた
「ほろ(母衣=矢よけの布製の袋)」に見立ててつけられた名前。
しかし、民間レベルでは、違う俗名がございまして・・・。
《クマガイソウの基本情報》
ラン科。多年草。
日本・中国・台湾など東アジアに自生します。
高さは、20~40センチ。
杉林や竹林の下草として、半日陰の斜面を好んで群生します。
花期は、4~5月。
20~30センチもある大きな一対の扇形の葉の上に花茎をのばし、1株に1個の花をつけるのですが、8~10センチもある大きなもの。日本の自生ランの中では、最大の花ということです。
《クマガイソウは絶滅危惧種》
当然「マニア垂涎の山野草」、なのですが・・・・
森林伐採による生育地の減少、園芸用の採取(!)により数が減っていて、
環境省の「レッドデータブック」絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類されています。
もともと繁殖力が弱い上に、生育する環境をかなり選ぶようなのですね。
特殊な細菌「蘭菌(らんきん)」のある土壌でないとダメみたい。(だーかーらー、山野草は移動させてもムダなんですよね~。その場で愛でるのが最良の楽しみ方!)
《クマガイソウの「別名」「俗名」は!?》
さて、おまちかね(?)の「俗名」は・・・?
「おおぶくろばな(大袋花)」「ほていそう(布袋草)」など。
ふくらんだ唇弁を、布袋さんのお腹にたとえたもの。
また、地方によっては、「キンタ○バナ」とか「キツネノキン○マ」とも(*^^*)
(一応、レディーですもんで、伏せ字を使わせていただきま~す)
あははははっ・・・・!
「オオイヌノフグリ」と同じコンセプトですね。
《クマガイソウのモデル・熊谷直実と花言葉の由来は?》
「熊谷直実」という武将は、平家物語の重要キャラクターの一人として歌舞伎にも採り上げられています。
息子と同い年の青年武士「平敦盛」を討ち誉れをあげましたが、そのことを悔いて、後に出家します。
なお「平敦盛」の母衣から名づけられた「アツモリソウ」という花もありますので、関連サイト「花言葉事典」をご覧になってみてくださいね。
花言葉「みかけだおし」とは、剛腕ながらも優しさを持った人物とされている熊谷直実を、親しみを込めてたとえたものとも、言えましょうか。
《クマガイソウの「みどころ」&「開運ポイント」》
10センチ前後の大きな花。独特の容姿で、インパクト大です。
山にいかないとなかなかお目にかかれませんが、「こんな花もあるんだ~」と知っただけでも、「開運」もの、といたしましょう。
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