4月27日の誕生花は「シラネアオイ」
4月27日の誕生花・シラネアオイの花言葉は「完全な美」
《シラネアオイ 漢字で書くと?》
今日は、高山植物のご紹介です。
漢字では「白根葵」。
日本特産の「1種1属植物」。
「似かよった仲間はない」ということ。
純国産の孤高な存在ですが、
「わたしは気高い存在なのよ、おーっほっほっほ」・・・という感じではなく(?)、
とてもおだやかな印象です。
《シラネアオイの基本情報》
シラネアオイ科。多年草。
本州中部から北海道にかけての「亜高山帯」~「高山帯」に自生しています。
とくに、日本海側の「多雪地域」に多く見られ、雪の季節は吹きだまりになるような「窪地」に群生しているようです。
「日光白根山」で多く見られることから「シラネ」がつき、タチアオイやモミジアオイなど一連の「葵系」植物に花が似ていることから、この名前になりました。
(しかし「本家」の白根山では、数が減っているとのこと・・・)
草丈は、30~40センチほど。
花期は、4月~5月ごろ。
高山の雪解けとともに花開きます。
深い切れ込みのある大きな葉をひろげ、1株に一輪、直径10センチほどの4弁花を咲かせます。
といっても、花びらに見えるのは「萼」。
淡い紅紫色の花がかもし出す、優雅なたたずまいに心奪われる人が数多く、山野草マニアにとってまさに「高嶺の花」。
ごくまれに、白花もあるようです。
《シラネアオイは市販される存在に!》
「守るべきもの」というイメージが強いシラネアオイですが、
このごろは、かなり市販されているようです。
商業ベースでの栽培が可能になったようで、鉢物として出回っています。
オークションなどチェックすると、けっこう出品されています。
そして、物によっては結構な高値で取引されている!
(こりゃホントの「高値の花」)
お品には、白花もけっこうありますし、なんと、最近は八重咲きのタイプもあったのでビックリ!
《シラネアオイの孤高の美しさ》
園芸種の花とは明らかに違う、高山植物独特のにごりのない「凛とした美しさ」は、日本の「侘びさび」に通じるところがあるような気がします。
4月17日号で「ハナビシソウ」をご紹介しましたが、家紋の「花菱」には、むしろシラネアオイの方が似ている感じがしますね。
メジャーになると、あっという間に「群生地」が観光地になってしまいそうですが、この「完全な美」は、人里離れたところにあるからこそ、保たれるのでしょう。
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