4月25日の誕生花は「シャガ」
4月25日の誕生花・シャガの言葉は「反抗」
《シャガ 漢字で書くと?》
「著莪」となります。
アヤメやショウブの仲間ですが、
こぢんまりとしていて、花弁も垂れ下がりません。
「コチョウカ(胡蝶花)」という別名もあります。
紫色とオレンジ色の斑点が特徴的です。
《シャガの基本情報》
アヤメ科。常緑多年草。
原産地は中国とされ、日本への渡来はたいへん古く、縄文時代か弥生時代か・・・とにかく昔にやってきた「史前帰化植物」の一つとされています。
北海道と九州をのぞく、本州一帯に幅広く自生しています。
草丈は、30~70センチほど。
花期は、4月~5月。
直径5センチほどの花には、独特の模様があります。
花の命は短くて、一日で咲き変わっていきます。
《シャガはアヤメのひねくれ者!?》
じつは、「アヤメ科」としては、かなり変わった生態を持つ「異端児」。
その1 「常緑」であること。
アヤメ科で常緑は珍しいのです。
その2 日陰を好み、水際でなくてもたくましく生育。
林の下草として群生していることもあるとか。
その3 増え方が独特。
染色体が3組ある「3倍体」のため、
種子を作ることができず、地下茎で増えていきます。
通常、種や実をつける植物は、染色体が2組の「2倍体」。
交配では、巨大化する「4倍体」も作り出されます。
ほかの「3倍体」植物には、ヒガンバナや「種なしスイカ」などがあります。
こんな性質から、「園芸種」としての改良はほとんど手つかずで、とても原種に近い植物のようなんです。
中国をはじめ、台湾や北アメリカにも近種があるとのことで、「我こそは!」という方、シャガの新種育成に名乗りを上げてみては・・・?
《シャガ 花言葉の由来は?》
何やら穏やかでない「反抗」という花言葉。
ほかのアヤメ属とは一線を画している生態に対してつけられたものでしょうね。
精一杯の意地っぱりのように思えて、何やら愛おしくもなってきます。
《シャガの「みどころ」&「開運ポイント」》
群生して咲いていると、確かにチョウが群れ飛んでいるようです。
一見地味ながら、なかなか凝った模様の斑点。
周りに流されずに、自分の道を究めてみたい! ・・・という方は、ぜひ東方向に飾ってみて。
物事を成し遂げる、強い心を与えてくれるでしょう。
このページへのリンクは以下のタグを貼り付けて下さい。