5月5日の誕生花は「ハナショウブ」
5月5日の誕生花・ハナショウブの花言葉は「うれしい知らせ」
《ハナショウブ 漢字で書くと?》
「花菖蒲」です。
「ショウブ湯」に使われるショウブは、この花の葉ではありません。
サトイモ科の「ショウブ」。
葉が、ショウブに似ていて、花が美しいので、「花菖蒲」となりました。
こちらの「ショウブ」も、端午の節句に合わせて飾られることが多く、
鯉のぼりや5月人形に、よく合う凛々しさがありますね。
この写真は、どうやら「肥後系」、かな?
詳細は下段に。
《ハナショウブの基本情報》
アヤメ科。多年草。
日本各地の草原や湿原に自生する「ノハナショウブ(野花菖蒲)」を、改良してつくられた園芸品種。
「ノハナショウブ」は、日本列島だけでなく、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部や北方4島にも分布しているようです。
江戸時代中~後期に、さかんに品種改良され、各地で独特の発展を遂げ、その数500種とも言われます。
草丈は、60センチ~1メートルほど。
花期は、5月下旬~6月下旬にかけて。
花色は、紫の濃淡、白、赤紫、しぼりなど。
《いずれがハナショウブ?》
アヤメ科の花といえば、「見分け方」が何と言ってもポイントとされますが、「キレイならどれでもいいんでないの~」という本音はさておき(おいおい)
ハナショウブの大きな特色をひとつ。
「葉の中央に太い葉脈が縦に通っていること」。
ついつい花形で見分けようと躍起になりがちですが、そこは視点をちょいとずらして、「葉」に着目するのが、カシコイやり方。
《ハナショウブの分類は?》
そして、ハナショウブ界の「3大テノール」ならぬ「3大品種」、
「江戸系(東京)」
「肥後系(熊本)」
「伊勢系(三重)」の違いといえば・・・
「江戸系」・・・群生の美しさを愛でるのが目的。
風雨に強く草丈も高め。
平らに咲く方が見栄えがするので、平咲きの花が多い。
「肥後系」・・・江戸系から改良された品種。大輪で堂々とした風格を持つ。
室内観賞を目的として改良されてきた系統。
花弁は広く重く、ゆったりと垂れて咲き、豪華な印象。
「伊勢系」・・・雄しべの先にトサカ状の切れ込みが見られる。
草丈は3系統中最も低く、葉と花茎の高さがほぼ同じ。
肥後系に比べ小柄で線が細く、優美で女性的な感じ。
各地のショウブ園などで、実際に見比べてみるのがいいでしょう。
「百聞は一見にしかず」で、ございます。
何か「うれしい知らせ」も、もたらされるかも知れませんよ。
このページへのリンクは以下のタグを貼り付けて下さい。