5月6日の誕生花は「シャクナゲ」
5月6日の誕生花・シャクナゲの花言葉は「威厳」
《シャクナゲ 漢字で書くと?》
漢字では「石楠花」。
枝先に細長い葉を輪のようにつけ、
その中央に、ツツジに似た花が丸いドーム状に咲きます。
かつては「深山に咲く花」として、神秘なイメージを持たれていたようです。
「高嶺の花」とは、もともとはシャクナゲのことを指していた、とも・・・。
今はそれほど「高値」ではないようですな。
《シャクナゲの基本情報》
ツツジ科。常緑低木。
中国西部からヒマラヤに多く分布しており、日本にも数種類が自生しています。
樹高は、2~4メートルほど。
花期は、種類によっても違いますが、おおむね4月~6月にかけて。
花色は、紅、紫、白、黄、ピンクなど。
原種も、鮮やかな花色で、とにかく山の中で目を引いたようなのです。
《シャクナゲは「神聖な木」》
そんな所から、日本では古くから「山の精」として考えられており、「不可侵」の存在だった模様。
観賞用として身近になったのは、明治39年に、イギリスから「西洋種」が入ってきてからのこと。
それまでは「神木」「忌み木」として、神棚に捧げる神聖な木として扱われ、「一般庶民が庭木にしたり、園芸用にしたりなんぞもってのほかっ!」・・・という感じだったらしいのです。
また、原産地のひとつ、ネパールでも、宗教的にとても重要な花として扱っている民族があります。
さらには、「花木の帝王」「ヒマラヤの赤いバラ」と言った愛称で讃えられ、何をさておき「国花」に制定されております。
確かに、花盛りのシャクナゲの木は、ちょっと宗教的な装飾品の様にも見えなくもない。
赤い花は、燃えさかる「かがり火」のようにも・・・。
《シャクナゲ 花言葉の由来は?》
そんなこんなで、かなり「格の高い」位置づけの花木のシャクナゲ。
花言葉「威厳」は、そう言ったイメージからつけられたのでしょうね。
庶民には「御法度!」たっだ神聖なる花木も、今では庭木や鉢植え、そして「シャクナゲ園」などなど、華麗な姿を手軽に楽しめます。
良い時代になったもんだ。
姉妹サイト「花言葉事典」の「関東近県お花見情報」には、シャクナゲの名所もご紹介していますので、ぜひ、のぞいてみてくださいね! こちらからどうぞ。
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