5月10日の誕生花は「カーネーション」
5月10日の誕生花・カーネーションの花言葉は「女性の愛」
《カーネーションは5月上旬の主役!》
5月の花、と言えば・・・やっぱりこの花かな?
全国のフラワーショップ関係の方々、5月初旬は「厳戒態勢」なのではないでしょうか?
この花のそばに、たくさんの笑顔があふれる一日、
5月の第2日曜日は「母の日」です。
《カーネーションの基本情報》
ナデシコ科。多年草。
原産地は、南ヨーロッパ~西アジアの、地中海沿岸地域とされます。
日本への渡来はかなり古く、江戸時代の初めごろと言われます。
ヨーロッパでも、古くからハーブや観賞用に栽培され、現在では多種多様な品種がつくりだされていますが、その原種は・・・
「草丈40~50センチほどで、スプレーカーネーションのように枝分かれしている淡いピンクの5弁花」・・・ということですので、
いわゆる「ナデシコ」状の花、だったのでしょうね。
一年中出回っていますが、最盛期はやはり5月。
花色はとても豊富で、赤をはじめ、ピンク、黄色、白、オレンジ、複色などなど、紫や青の種類も最近の人気です。
《「青いカーネーション」が話題!》
「青いカーネーション」作出は、ちょっとニュースになりました。
カーネーションには、もともと青色が発色する色素が含まれていないのです。
故に、「青色系のカーネーション」は自然界には存在していません。
そこに、ペチュニアやビオラ(パンジーの小型版)から抽出した青色色素の遺伝子を「ぐいっ」と組み込むことに成功!
作出されたのが「青いカーネーション」というワケです。
この無理矢理な(← ここ伏せ字で~)偉業を成し遂げたのは、「青いバラ」も作ったサントリーフラワーズ。
もちろん無断で複製(栽培)できないように厳重に管理されている種。
切り花のみでの流通となっています。
「ムーンダスト」公式サイトはこちら → http://moondust.co.jp/
意外なことに、新種の育苗権(苗の著作権、みたいなもんですな)は、「キリンビール」がかなりの数を掌握しているんです。(By テレビ東京系「ガイアの夜明け」)
《母の日とカーネーションの関係は?》
「母の日」は、アメリカが発祥の行事というのは、結構おなじみですね。
もともとは、「お母さんにカーネーションをあげて、感謝の気持ちを表そう!」と、いうものではなく、「亡き母の追悼」そして「平和を願う日」としての意味も込められていたようです。
ほかの行事同様、商業ベースにのせられて、コンセプトが微妙に変わっていきました。
詳しい経緯は、ちょいと端折らせていただきますが^^;
アメリカでも次第に「母の日」に、プレゼント用としてカーネーションが高騰するようになり・・・・
それを見た「母の日」の最初の提唱者、アンナ・ジャービスは、「こんなのは違う!」と激怒・・・。
「大衆化と変化」は、切り離せないものなのでしょうかね~。良くも悪くも。
まあ、
「お母さまに感謝する日」
「全ての『女性の愛』や母性を守る平和に感謝し、その継続を願う日」
・・・と、とらえて、無理なくできる範囲で気持ちを表せば良いのではないでしょうか。
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