5月13日の誕生花は「サンザシ」
5月13日の誕生花・サンザシの花言葉は「希望」
《サンザシ 漢字で書くと?》
漢字では「山査子」と書きます。
ヨーロッパでは、5月を代表する花木。
「メイ・フラワー」と呼ばれています。
17世紀に、イギリスから北アメリカへ渡った開拓船にも、
この花の名前、「メイフラワー」がつけられていますね。
《サンザシの基本情報》
バラ科。落葉低木または高木。
中国やヨーロッパなどに広く分布し、1000種ほどが確認されています。
日本でよく見られる種類は、中国から朝鮮をへて、江戸時代の享保年間(1734年とも言われる)に、薬用として渡来しました。
現在、東京大学付属植物園に植えられている木は、「渡来した本人」・・・ならぬ「原木」ということなんです!
樹齢270年あまり、すごいですね。
樹高は、1,5~10メートルほど。
「東洋系は低め」
「西洋系は高め」・・・という傾向。
欧米では、庭のシンボル・ツリーとしても、よく使われる木となっています。
剪定にそんなに気をつかわなくても、樹形が整うようなんですね。「手間いらず」です。
花期は、4~5月。
ウメに似た5弁花を数輪ずつ固めて咲かせます。
花色は、東洋系は白、西洋系は紅色が中心ですが、園芸種にはピンクの濃淡があって、八重咲きの品種も見られます。
その後、10月ごろに赤く熟す実が、消化器系の滋養強壮によいとされており、健康食品や果実酒などの材料になっています。
《西洋でのサンザシは特別な存在》
西洋では、この木にはやや特別な意味づけがされていまして、
何と、イエス・キリストが磔(はりつけ)になった際の「イバラの冠」は、サンザシ製だった・・・と言われているんですね。
材質が固く、トゲをもっていることから、魔よけの霊力を持っていると信じられているようです。
花が、一年で一番美しい季節、5月に咲くこともあり、とても良いイメージ。
アメリカに新天地をもとめて船出した「ピルグリム・ファーザーズ」達の胸の中にも、燦然と「希望」が輝いていたことでしょう。
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