5月17日の誕生花は「ジャガイモ」
5月17日の誕生花・ジャガイモの花言葉は「慈愛」
《ジャガイモはお料理いろいろ!》
サッカー・ワールドカップ会場の「ドイツ」といえば、「じゃがいも料理」、というイメージ、ありますよね。
いろんな食べ方がありますが、何が一番好きですか?
管理人は・・・ポテトサラダかなぁ。
あつあつのフライも捨てがたい・・・。
肉じゃがも・・・じゃがバターも・・・
誰か止めて~!
《ジャガイモの基本情報》
ナス科。多年草(ですが年越しは「イモ」です)。
南アメリカ、アンデス山地のペルー・チリ周辺が原産地とされます。
ちなみにトウモロコシ、トマトなどもこの辺りの出身。
日本には、16世紀後半に長崎に渡来したのがはじまり。
ジャカルタ経由でやってきたことから、当初は「ジャガタライモ」と呼ばれていました。
草丈は、80センチほど。
5月下旬~6月にかけて、白や淡い紫色の花を咲かせます。
花が終わり、地上部の茎があらかた枯れたところで、嬉しい楽しい「イモ掘り」となります。
イモは、地下茎が肥大化したものです。根ではなく、茎、なんですね。
《ジャガイモは日本では「観賞用」だった!?》
じつは、渡来してから長い間、花を観賞する目的で栽培されていたのです。
当時の日本人の口に合わず、なかなか料理法が確立しなかったらしいのです。
和食メニューのジャガイモというと、「肉じゃが」とか「煮っ転がし」ですかね。
江戸時代の日本は、肉を食べることはほとんど無かったと考えられるので、確かに調理しづらかったかも~。
甘味調味料も、庶民には手が届かなかったでしょうしね。
そんなこんなで作物として本格栽培されはじめたのは、
18世紀後半の天明の飢饉、そして19世紀の天保の飢饉がきっかけ。
明治に入って、ようやく食物として普及したようです。
現在は、そのまま食用にするほか、でんぷんは精製されて「片栗粉」として、また医療や工業分野においても、粘り気を出す「糊料」や薬のコーティング剤などに使われています。
「男爵」「メイクイーン」などの品種の違いや、「芽や、緑になったところには有害物質があって食べると中毒に」などは、おなじみのネタですので、割愛!
ここはひとひねりしまして・・・
《名画「晩鐘」にジャガイモが登場!》
突然ですが、
画家・ミレーの「晩鐘」という絵画、ご存知ですか?
農家の夫婦が、夕暮れの畑にたたずみ、夕べの鐘を聞きながら祈りを捧げている・・・という風景を、情感あふれる筆致で描いた名画ですが、ご夫婦が祈りを捧げているの場所は「ジャガイモ畑」、なんですね~。
足もとに、存在が確認できます。
じっくりご覧になる機会ありましたら、ぜひ、ご確認ください。
長きにわたり、人類の命を支えている「慈愛」に満ちた存在、これからもお世話になります。
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