5月25日の誕生花は「アスパラガス」
5月25日の誕生花・アスパラガスの花言葉は「何も変わらない」
《アスパラガスは食用だけでなく観葉にも!》
食卓にのぼる以外に、緑のアクセントを与える観葉植物として花材にも使われています。
食材としては「グリーン」と「ホワイト」がありますが、どちらもそれぞれの美味しさですね。
葉や実は「オカメインコ」の大好物なんですって!
穂先が成長すると、写真の感じに。
《アスパラガスの基本情報》
ユリ科。多年草。
「アスパラガス属」は、世界に150~300種ほどが分布し、日本にも数種が自生しています。
食用にされるのは、なんとそのうちの「1種類だけ」で、「アスパラガス・オッフィキナリス」という種類だそうです。
その「アスパラガス・オッフィキナリス」は、南ヨーロッパ~西アジアが原産地。
栽培の歴史は古く、2000年ほど前からとも言われ、薬用にされることも多かったようです。
その他の観賞用の種類は、南アフリカなどが原産のものが主流。
日本への渡来は18世紀ごろで、江戸時代、長崎の出島にオランダ人が伝えたのが始まりとされます。
もともとは「観賞用」目的で、食用として栽培され始めたのは大正に入ってからのこと。
高さは、1、5メートルほどになります。
花期は、5~7月にかけて。
種類によって微妙に感じが違うようですが、クリーム色や白の、直径5ミリほどの釣り鐘型の花です。
雌雄異株(しゆういしゅ)で、雌株には、赤い実がなります。
《アスパラガス 名前の由来は?》
名前の由来は、ギリシャ語の「はなはだしく裂ける」、または「とげのある」という意味の言葉。
葉が細かく裂けるところからつけられたようです。
触ると結構痛い、トゲ状になるものもありまして・・・
この「葉」、じつは、「葉」ではないんです! (どういうこっちゃ?)
本物の葉は退化しており、葉に見えるのは、茎が変化したもの。
「仮葉(かよう)」「葉状茎(ようじょうけい)」と呼ばれています。
かように不思議な植物が
ユリの仲間とは、いとをかし
・・・なんちって^^;
《アスパラガスは健康野菜!》
何と言っても注目は、栄養ドリンクにも配合されている「アスパラギン酸」ですよね~。
19世紀の初め、アスパラガスの中から発見されたことが語源のアミノ酸。
新陳代謝を高め、疲労回復・滋養強壮に効果的。
そのほか、ビタミン・ミネラルを豊富に含む健康野菜です。
食用・観賞用いずれも、耐寒性のある常緑タイプ。
とても丈夫で、がしがし増えて、「こりゃ庭木だわい」というほどの大株に成長します。
「何も変わらない」という花言葉は、いつも青々としている様子からつけられたもの。
変化の激しい現代に翻弄されている人間の営みを、さわやかな緑のまなざしで、冷静にみつめているのでしょうか。
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