5月30日の誕生花は「オリーブ」
5月30日の誕生花・オリーブの花言葉は「平和」
《オリーブはオイルの原料》
この木の実から抽出されるオリーブオイルは、今や日本の食卓にも欠かせない存在ですね。
食べてよし、お肌に塗ってよし、の万能選手。
本日はポール・モーリアの「オリーブの首飾り」をBGMに、
軽快に参りましょう!
・・・ん? 手品がはじまるのかって?
《オリーブの基本情報》
モクセイ科。常緑高木。
原産地は、中東(現在のシリア付近)~地中海沿岸にかけてとされます。
日本には、安土桃山時代にポルトガルの宣教師によって持ち込まれ、本格的な栽培がはじまったのは明治時代のこと。
瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島の特産品として名高く、香川県の花と木に指定されています。
高さは、5~15メートルほど。
花期は、5月下旬~6月上旬にかけて。生成りっぽい感じの、クリーム色がかった小花を咲かせます。
その後10月ごろに、2センチほどの大きさの実がなり、およそ2ヶ月をかけてゆっくりと熟していきます。
成熟の度合いによって、加工方法も異なり、
「ピクルス」は10月ごろの若めの実(レア? いわば10代?)、
「塩漬け」は11月ごろのもの(ミディアム? 中年?)
「オイルの収穫」は12月の完熟のもの(ウェルダン? 熟年・・・?)
・・・が使われます。
成長が早いうえに、樹齢も長く、なんと数百年から、上は数千年単位とも言われるそうなんですが、「天然記念物」ものですな~。
「縄文スギ」ならぬ「縄文オリーブ」・・てかぁ?
しかしそもそも諸外国には、長寿の木を、「記念物」などとして保護するとか、名物にするとかっていう文化はあるんでしょうかね。
今後の研究課題にしてみます。
《西洋文化とオリーブの深い関わり》
ともあれ、人類との関わりは非常に古く、聖書やギリシャ神話における位置づけも特別なもの。
「ノアの箱船」伝説をはじめ、聖書にはとてもたくさん登場します。
またギリシャ神話では、農業の女神アテナが作り出した植物とされています。
オリンピックの勇者に与えられる冠は、「月桂冠」ならぬ「オリーブ冠」。
第一回目のオリンピック開催地・アテネのシンボルは、この木だったからなんですね。
ヨーロッパでは、「油」といえば、オリーブ油のことを指すといっても過言ではないでしょう。
油といっても、正確には「果汁」なので、ビタミン・ミネラルが豊富でヘルシー。
ポリフェノールやスクワレン、繊維質まで含まれています。(この辺の「健康成分」、すっかりおなじみになりましたね)
《オリーブ 花言葉の由来は?》
花言葉の「平和」は、ハトがオリーブの枝をくわえてノアの箱船に戻ってきたという聖書の故事(神話)にもとづいたもの。
人類の堕落を嘆いた神が、ちゃぶ台をひっくり返すがごとく(?)引き起こした「リセットの大洪水」の収束の象徴。
オリーブの枝は、新たな世界の始まりのシンボルとなったのです。
オリーブオイルを使ったおいしいものを食べて、健康(と美しさ・・・)を手に入れて、毎日いきいき、周りの人にちょっと心を配る余裕を取り戻せれば、いつかは本当の「平和」がおとずれるかもしれません。
信じて今日も、いただきま~す!
(結局は食い気に落ち着くわけね^^;)
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