6月9日の誕生花は「ノバラ」
6月9日の誕生花・野バラの花言葉は「素朴な愛」
《ノバラ 漢字で書くと》
「野薔薇」ですね。
「ノイバラ(野茨)」とも呼ばれます。
今年も「春のバラ」、楽しんでいらっしゃいますでしょうか?
華やかな園芸種もいいけれど、基本に立ち返りたくなるときって、ありますよね。
このバラを見ると、サクラや梅が「バラ科」というのも、納得いくでしょう。
《ノバラの基本情報》
バラ科。落葉低木。
日本や朝鮮半島など、東アジアに分布します。
高さは、2メートル前後。
花期は、5月~6月にかけて。
直径2センチくらいの大きさの白い5弁花を、一枝に数輪ずつまとめて咲かせます。
《ノバラは園芸種バラの「生みの親」》
庭木や切り花などに広く使われるほか、忘れちゃならない重要な役割は、
「改良種の原点」
「園芸種の台木(接ぎ木の根元部分)になる」
・・・という2点。
現在2万種ともいわれる園芸種のルーツのひとつとして、燦然たる輝きを放っています。
つる系や「ミニバラ」系の多くが、日本のノバラから改良され、誕生しているんですね。
ヨーロッパ系のバラに、それまで見られなかった「房咲き(一枝に数輪の花を咲かせる)」の性質をもたらしています。
また、野生ならではの強さを生かして、園芸種を支える縁の下の力持ち、「台木」としても大活躍。
今日のバラの発展と隆盛に、多大な役割を果たしている「エライお方」なのです。
《日本には自生ノバラが多い》
日本は結構な「ノバラ大国」で、世界に200種ほどある野生種のうち、1割近くにあたる10数種をみることができるそうです。(先日ご紹介した「ハマナス」もその1種)
園芸種のバラを「手のこんだ洋食」にたとえるならば、こちらはさしずめ「炊きたての白いご飯」! といった感じかな。
「日本人はやっぱり銀シャリだよ~」・・・って、ちょっと違いますが^^;
「素朴な愛」にふさわしい、つつましくも可憐な美しさです。
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