6月19日の誕生花は「ノアザミ」
6月19日の誕生花・ノアザミの花言葉は「権利」
《ノアザミ 漢字で書くと?》
アザミの中で、一番早く開花するのが、「野薊(ノアザミ)」。
「薊」という漢字は、「魚の骨のようなトゲのある草」という意味。
きちっと説明してる字ですね~。
葉や茎は触るととても痛いので、「さわるなキケン」でございます。
《ノアザミの基本情報》
キク科、多年草。
本州・四国・九州の山野に自生し、およそ60種が確認されています。
草丈は、50センチ~1メートル。
花期は、4~8月。
4~5センチくらいの花は、数百の筒状花(管状花)が集まったもの。タンポポと同じ作りです。
花色は、淡紫色、赤紫色など。
《ノアザミは「春に咲くアザミ」》
アザミは大きく分けて、
春~夏に咲く種と、秋に咲く種があり、ノアザミは「春チーム」。
花の付け根の部分から、ねばねばした液を分泌しているところも特徴で、他の種との判別に用いられます。
春先の若い茎や葉は食用に(ゆでて、みそ汁の具、炒め物、あえものに)、根を煎じたものは、健胃や利尿、神経痛などに薬効ありとされます。
フラワーショップで手に入る「ドイツアザミ」は、日本のアザミがヨーロッパで改良された園芸品種。
「逆輸入」ってところでしょうかね。
《アザミが国花の国は?》
また、アザミの花は「スコットランドの国花」。
13世紀のこと、ノルウェーと長きにわたって戦い続けていたスコットランドに夜襲をかけてきたノルウェー軍の兵士が、アザミのトゲを踏んで思わず悲鳴をあげてしまい、それに気づいたスコットランド軍は、見事ノルウェー軍を撃退した、というお話。
日本の守護神「川口選手」ならぬ、スコットランドの守護神は、アザミの花だったのです。
するどいトゲで身を固め、自分のテリトリーをしっかりと確保する姿には、「権利」を主張する、強い意志が感じられるようです。
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