6月20日の誕生花は「クリ」
6月20日の誕生花・クリの花言葉は「満足」
《クリ 漢字で書くと?》
「栗」ですね。
「秋の味覚」の代表は、今が花期。
雄花の房が枝いっぱいに咲き、遠くからでもなかなか目立ちます。
「桃栗3年・・・」のたとえがありますが、植えて3年で実がなる、というのは成長が早いということ。
《クリの基本情報》
ブナ科、落葉高木。
北海道南部から本州、四国、九州にひろく分布します。
そのほか、朝鮮半島や中国などアジア、ヨーロッパ、北アフリカの温帯地帯でみられ、「日本グリ」「中国グリ」「欧州グリ」の3つに大別されます。
高さは、10~20メートル。果樹の中では、最も大きくなる種類です。
花期は、6~7月。
一本の木に雄花と雌花が咲き、長さ10~15センチの房状なのは、雄花。ベージュっぽい色です。
雌花は、小さなイガの形の緑色で、先端に雌しべがあります。
独特の強い香りがあって・・・
何と言うんでしょうか、「タンパク質っぽい!?」
植物系らしくない、といえばいえるでしょう。
その後、9~10月ごろに、イガイガに包まれた実が熟します。
古代から食用にされていたようで、奈良時代にはすでに栽培されていたという説もあります。
《クリは実だけじゃない!》
木材としても多用されていまして、
「線路の枕木」は、クリ材が使われているんです。
今はずいぶんコンクリートになってますけどね。
丈夫で、何と言っても腐りにくいことが特徴。
水濡れに強いことから、水回り(水車小屋、とか)の材料や、建物の土台などにうってつけ、なんだそうです。
縁の下の力持ち、なんですね。
《クリは「マロン」にあらず?》
さて、クリの美味しい食べ方はいろいろありますが、甘く煮た「マロングラッセ」なんて、たまりまへんな^^;
しか~しっ!
このネーミング、正確ではないんです。というか、「和製英語」に近いかな。
じつは「マロン」という言葉はフランス語で、「マロニエ(トチノキ)」の実のことをさすんです。
英語では「栗色」の意味。
転じて、日本では「マロン=栗そのもの」の意味で使われるようになったようです。
ちなみに、フランス語で栗は「シャテーニュ」。英語では「チェスナッツ」です。
まぁ、美味しければいいってことで?語感もまろやかで、収まりがいいですし。
もう、これで十分「満足」、なんちゃって。
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