6月21日の誕生花は「マツヨイグサ」
6月21日の誕生花・マツヨイグサの花言葉は「移り気」
《マツヨイグサ 漢字で書くと?》
「待宵草」と書きます。
明治~昭和の詩歌や文学に多く取り上げられています。
趣の深さは一級品。
夕方に花開き、朝になるとしぼむところが、
「もののあはれ」って、感じなんでしょうかね。
《マツヨイグサの基本情報》
アカバナ科。多年草。
原産地は、南アメリカ・チリ。
日本への渡来は、幕末のころとされています。
その後、昭和のはじめごろには、日本各地の河原などで繁殖するようになった「帰化植物」です。
高さは、50~90センチ。
花期は、7~8月。
昼間は開かない花は、直径5センチほどの黄色。月明かりによく栄える姿です。
しぼむと赤っぽくなるのが特徴。
《「マツヨイグサ」と「オオマツヨイグサ」の違いは?》
一回り大きな花を咲かせる「オオマツヨイグサ」との違いは、しぼんだ時の色、なんですね。
「大松」・・・ならぬ「オオマツ」は、しぼんでも赤くなりません。
竹久夢二や太宰治が愛でた花は、「オオマツヨイグサ」であっただろうとされています。
ちなみに、こちらは北アメリカが原産。
《マツヨイグサは「ツキミソウ」にあらず?》
なお、「ツキミソウ」の名で呼ばれることもありますが、正確には、白い花を咲かせる別種。
太宰治「富嶽百景」の一節「富士には、月見草がよく似合ふ。」も、「黄色い花」となっているのでオオマツヨイグサと考えられます。
ちなみにマツヨイグサには他にも、
「コ(小)マツヨイグサ」
「メ(女)マツヨイグサ」
「アレチ(荒れ地)マツヨイグサ」
「ヒルザキツキミソウ」
・・・などなど、類似品、じゃなかった、ご親戚がたっくさん!
見分け方云々は色々あるようですが、「いいじゃないの、美しければ。 どれにしようかな~」・・・なんて、
ついつい「移り気」にも、なってしまいますです。
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