6月13日の誕生花は「トケイソウ」
6月13日の誕生花・トケイソウの花言葉は「信心」
《トケイソウ 漢字で書くと?》
「時計草」。
これはもう、そのものズバリ! でございます。
(もちろんデジタル時計じゃありませんよ)
自然の造形の巧みさに、驚かされること請け合い!
ぜひ、ドアップで実物をご覧になることをオススメします。
《トケイソウの基本情報》
トケイソウ科。常緑つる性低木。
原産地は、ペルーやブラジルなど中南米です。
日本への渡来は意外と古く、「秀吉時代」とも、享保5(1720)年ごろとも言われています。
1800年代には、植物画集に多数登場しており、観察欲をそそられるインパクトの強さだったことがうかがえます。
つるの長さは、6メートル前後。
花期は、5~9月にかけて。
直径10センチくらいの花は、まさに「時計の文字盤」です。
花色は、赤、紫、白など。
園芸種も含めると、数百にものぼる種類があり、本物の時計なみにバラエティ豊か。
しかも狂うことはありません(当たり前じゃ^^;)。
《トケイソウ 英語名は?》
英名は「パッション・フラワー」
「情熱」ではなくて、「キリストの受難」の方です。
《トケイソウとキリスト教との深い関係は?》
南アメリカを訪問したヨーロッパの宣教師が、この花を初めて見たとき受けた印象が、「キリストがはりつけられた十字架」であり、「イバラの冠」だったのですね。
雄しべ・雌しべ・萼や花びらや、つるまでを、キリスト教のシンボルアイテムに象徴化されている「数奇な花」。
それぞれ「十字架」やら「釘」やら「ムチ」やら、はたまた「10人の使徒」やら(=5枚の花びら+5枚の萼)、キリスト受難に関する各種アイテムに見立てた、とんでもなく宗教的な意味合いを託された花、であります。
宣教師たちが目にしたのは16世紀ごろなので、中世の宗教画などには登場しませんが、「この花が咲いている地の住民は、キリスト教への改宗を待ち望んでいるのだっ!」と信じ、宣教活動に励んだといわれています。
(有難迷○?・・・いえいえそんな)
人間の思惑はさておき、エキセントリックな形状の花は、昆虫を誘うために発達したと考えられています。
《トケイソウの実は、食べて美味しいパッションフルーツ》
「南国のフルーツ」として少しずつポピュラーになりつつある「パッションフルーツ」は、「果物トケイソウ」の実。
管理人は小笠原・父島で食べました。
甘酸っぱくて、とっても美味しい!
ビタミンCはじめミネラル豊富で、「受難」どころか、健康効果ばっちりの果物です。
そこそこ高価ですが、お取り寄せチャンネルも増えているようですので、話の種に、召し上がってみては?
残念ながら黒星スタートのジーコJapanですが^^;(2006サッカーW杯)、「次は勝ってくれる」という「信心」をもって、奮起に期待しましょう!
(・・・て、ちょっと強引なシメ?)
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