7月2日の誕生花は「キンギョソウ」
キンギョソウの花言葉は「清純な心」
《キンギョソウ 名前の由来》
日本名は、花の形を金魚の尾ひれに見立てて、この名前になったようですが、
ギリシャ語では「鼻のような」、
英語では「竜の口」。
いろんなイメージを喚起させてくれる存在です。
《キンギョソウ 基本情報》
オオバコ科キンギョソウ属。
かつては「ゴマノハグサ科」に分類されていましたが、近年見直され、別科に「移籍」となったようです。
本来は多年草ですが、園芸上では一年草扱い。
南ヨーロッパから北アフリカの、地中海沿岸が原産地。40種ほどが分布しています。
高さは、20センチ~1.5メートルほど。
草丈によって、「小(矮性種)」「中」「高(高性種)」と大きく3種類に分けられ、いろいろな用途に使われています。
花期は、4~6月にかけて。
タネを春にまくと、8~9月に開花し、温室栽培もひろく行われているので、比較的長期間出回っている花といえるでしょう。
花色は紫紅、紅、ピンク、黄、オレンジ、白など。
中心部分が白っぽくなる、復色系品種もあります。
《キンギョソウは、いつ渡来した?》
日本への渡来は、江戸時代の終わり、万延元 (1860)年。
アメリカに派遣した使節が、タネを持ち帰ったのがはじまりとされます。
同時に、ペチュニア、スイートピー、ジギタリスなどの種子も入ってきました。
《キンギョソウ 様々な名前とイメージ》
さて、各国での呼び名ですが、
ギリシャ語の「鼻」は、たしかに西洋人の「わし鼻」っぽくも見えなくもないような。
また、花の後の「実」が「鼻っぽいから」という説もあります。
英語の「竜の口」は、「スナップドラゴン」。
昆虫が花の中に入って蜜を吸う様子を、ドラゴン(竜)に飲み込まれている・・・と見たてました。
花の中央部をつまむと、「かぱっ」と口を開ける様子が、とても「それらしい」ようで、欧米では、子どもがパクパクさせて遊ぶんだそうです。
また、この花のもつ香りは、「魔よけ」と意味づけられ、紋章のモチーフにもされています。
・・・ふむふむ、なんだか「ハリー・ポッター」の、薬草学の授業に出てきてもおかしくないような存在ですな。
多様なイメージそのままに、花言葉も前向き・後ろ向き両方がつけられていますが、ここでは、色合いの美しさに着目した前向きバージョン、「清純な心」をご紹介いたしました。
《キンギョソウ その他の花言葉 由来》
「図々しい」「図太い」「騒々しい」「でしゃばり」・・・口(くち)に見立てられた花の形から、「良く喋る(余計なことまで)」というイメージがつけられた?
「推測ではやはりNOです」・・・意味不明^^;
「予知」・・・「魔よけ」としての使われかたから?
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