7月16日の誕生花は「ジンジャー」
花言葉は「豊かな心」
《ショウガはショウガでも・・・?》
「はい」と言い切りたいところですが、
正確には食用のショウガとは別種。
《ジンジャーの基本情報》
ショウガ科。球根植物。
原産地は、ヒマラヤ地帯のインドや、マレーシアなど東南アジア。およそ50種が分布しています。
日本への渡来は。江戸時代。19世紀の中ごろ、安政年間とされます。
高さは、1~1,5メートルほど。
花期は、6~9月にかけて。
長く伸びた雄しべがポイントの蝶型の花は、直径5~6センチくらいです。
花色は、白、黄色、薄いピンクなど。
日本でも、品種改良が加えられています。
《香り高いジンジャーの花》
ショウガの香りを甘くしたような芳香も魅力のひとつ。
「香り高い白花は、夕方から夜に開く」の原則通り(・・・!? ジャスミンの項でも採り上げました~)、夕方に開いて良い香りを振りまきます。
《夏も元気なジンジャー》
もともと暑い地方が原産なので、日本の夏にも強く、元気に繁茂。
ただし冬越しは、関西以北では、球根の堀りあげが必要となる場合もあります。
あまりの元気さ(=繁殖力の強さ)に、ハワイ・ニュージーランド・南アフリカなどでは、植生を乱す有害植物扱いされているとのこと。
日本では、そこまではならないとは思いますけれど。
《ジンジャー 日本名と英名の由来》
「ハナシュクシャ(花縮砂)」という日本名があります。
日本名の「ハナシュクシャ(花縮砂)」とは、漢方薬の原料になる近種の「縮砂」に似て、花が美しいところから。
また、英名の「ジンジャー・リリー」は、ショウガの仲間で、花がユリに似ているため・・・とされていて、
・・・なんだかどっちも、他者との比較にもとづいた名前で、「主体性が薄い」ようにも思えますが、
そんなことは意に介さず、美しい花と香りで存在感を示す姿に、この花のとても「豊かな心」が見えてくるのであります。

<a href="https://www.366flower.net/2006/07/post_294.html" target="_blank">誕生花の辞典:7月16日の誕生花は「ジンジャー」</a>
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