7月19日の誕生花は「トリカブト」
花言葉は「美しい輝き」
《トリカブトは有毒植物》
猛毒をもつ植物として名高い(!?)存在。
古くから暗殺に使われてきたそうな・・・。
独特の花形と品のある色は、
日本情緒たっぷりで、
眺めて楽しむ分には、安全です。
《トリカブト 基本情報》
キンポウゲ科。多年草。
原産地は、日本、中国、朝鮮半島など。
日本には、エゾトリカブトなどおよそ30種が自生しています。
あまり日の当たらない湿地に生えていることが多いようです。
草丈は、30センチ~1,5ートルほど。
花期は、7~10月にかけて。小さな帽子のような形の、青紫色の花を咲かせます。
この花形が名前の由来になっていて、舞楽の演者がかぶる「鳥兜」という冠に見立てたもの。
《トリカブトの有毒成分は?》
含まれている有毒成分は、「アコニチン」というもので、天然毒としてはフグ毒に次ぐ強力さ。
まさに「天下無敵」、解毒剤もありません。
昭和に入って起きた「保険金殺人」を持ち出すまでもなく、よく似た山菜(ニリンソウ、ヨモギなど)と間違えて食べてしまい、中毒死といった痛ましいケースも多々ありますので、くれぐれもご注意を。
根や葉をはじめ、微量ではありますが花や蜜にも含まれているようです。
「全草」も全草、髪の毛1本、爪の垢までも毒でっせ、といった感じでしょうか。
《トリカブトの毒は薬にも》
逆に、減毒加工した塊根(球根)は、新陳代謝機能の回復や強心、鎮痛、利尿、冷え症改善の漢方薬として、さらには育毛剤の原料にもなっているそうです。
ほんとに「毒と薬は紙一重」なんですな。
《トリカブト 取り扱い上の注意!》
園芸植物としても親しまれていますが、株分けなどの手入れの際には、念のため手袋をしたほうがよさそうです。
茎や葉の汁が手について・・・
その手をうっかり口に・・・
な~んて、しゃれになりません!
その激しい気性から、花言葉もなかなかガツンと骨のあるものが多いのですが、
花の趣に特化したものであろう、「美しい輝き」をご紹介させて頂きました。

<a href="https://www.366flower.net/2006/07/post_296.html" target="_blank">誕生花の辞典:7月19日の誕生花は「トリカブト」</a>
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