7月21日の誕生花は「ヤマユリ」
ヤマユリの花言葉は「純潔」
《ヤマユリはカサブランカのルーツ》
日本自生種のユリで、
かの「カサブランカ」の産みの親。
確かに、似てますね。
大輪の花と甘く強い香りで、
バツグンの存在感です。
《ヤマユリの基本情報》
ユリ科。球根植物。
関西から東北の山野に広く自生します。
日本に自生する15種のユリのうち、ヤマユリを含めた6種が「固有種」とされています。
ちなみにその他の「固有種」は、「ササユリ」「オトメユリ(ヒメサユリ)」など。
万葉集に登場する「ユリ」は、ヤマユリだということです。
草丈は、1,5メートルほど。
花期は、6~8月にかけて。
直径20センチを超える大輪の花を咲かせます。
この大きさは、自生する「天然植物」の花としては、最大級クラス。
花色は、白のベースに黄色の筋と紅色の斑点が入ります。
一本の茎に、多いものでは10輪以上の花がつくので、それは豪華なもの。
株が古いほど、花数が多くなるようで、かなり、重そう・・・。
《ユリ 名前の由来》
「ユリ」という名前の由来は、
一説には、花が風に揺れる姿を言い表わした言葉「揺れ」が転じたものと言われていますが、まさに、と思わせる風情ですね。
管理人は、東京・高尾山や御嶽山(みたけさん)にて野生のヤマユリを観賞。
山の清々しい空気の中で咲き誇るヤマユリは、
まさに「山の女王」の風格がありました。
そしてそして、なんとJR山手線「原宿駅」のホームからヤマユリ鑑賞が!
原宿駅は、明治神宮に隣接しているため、
西側は緑に覆われた明治神宮の外垣に接しているんですね。
電車待ちのひととき、意外な場所で出会えた喜びは、ひとしおでありました。
《ヤマユリは花だけでなく根も有用》
鱗茎(地下の球根状の部分)は、ほかのユリと同様、古くから食用とされていました。
いわゆる「百合根」ですね。
天ぷらなどにして食べます。
ヤマユリの鱗茎は、大きくておいしいことから重用され、戦国時代や戦後の食糧難時代にも、多いに利用されたということです。
イノシシなどの野生動物も、大好物だとか。
《ヤマユリ 花粉にご注意!》
その存在感は「花粉」にも及ぶことは、ご承知の通り。
手、ましてや洋服についてしまった日にゃ~、ちょいと悲劇でございます。
とにかく、落ちない!
(受験生にはうってつけ!?)
これは、受粉に大切な役割を果たしてくれる昆虫の体に、しっかりとくっつくために成せる技。
「なるほど~」と納得ですが、私たちは昆虫ではありませんので(当たり前や)、難儀する前に手を打ちましょう。
カサブランカはじめ、市販されているユリは、開花しているものに関しては、雄しべが切り取られていることが多いですが、その後開いてきたら、すぐに取り除いた方が賢明です。
その際も素手は避けて、ティッシュペーパーで挟むなどいたしましょう。
「純潔」を守るには、繊細なお世話が、必要なんです。
(・・・ってちょっと違う気も?)
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