7月30日の誕生花は「ニチニチソウ」
ニチニチソウの花言葉は「楽しい思い出」
《ニチニチソウ 名前の由来》
「日日草」と書きます。
毎日、次々に花を咲かせることから、
この名前になりました。
丈夫で育てやすく、
大気汚染などにも強いことから、
町なかの花壇にもよく利用されているようですね。
《ニチニチソウの基本情報》
キョウチクトウ科。一年草。
自生地では多年草ですが、耐寒性に乏しいため、日本では一年草扱いです。
原産地は、マダカスカル島、インド洋の島々、ジャワ島など。
日本への渡来は、江戸時代中ごろ、1780年代とされています。
草丈は、30~50センチ。
花期は結構長くて、5月~10月にかけて。
直径3~4センチほどの5弁花を咲かせます。
大輪化させる方向で、改良が進んでいるようです。
実際のところは「一日花(一日でしぼむ)」ではなく、1輪が3~5日もつようですが、「毎日咲きかわるように見える」ほど花付きがよい、ということなんでしょうね。
花色は、紅色、白、ピンク、赤紫、複色など。
「町の空気」にもよくなじみ、今や、夏の「都市緑化」には欠かせないお方。
《ニチニチソウは薬用植物》
そして・・・
「キョウチクトウ科」と聞いて、ピンときたあなたは、なかなかの「植物通」。
そう、アルカロイド系の「薬毒物」が、含まれています。
マダガスカルはじめ原産諸国では、もともと「薬用植物」として利用しており、
園芸植物として、花の観賞を主な目的としているのは後から伝播した国、ということのようです。
そんなことも踏まえて研究が進み、1958年に「抗白血病作用」がある成分が発見され、その後、抗ガン剤の原料として活用されています。
ただし、副作用が強烈なので、素人判断での使用は「厳禁」でございます。
薬物利用の方は、専門家の研究にお任せするとして、美しい花を夏の間鑑賞して、「楽しい思い出」を作ることにいたしましょう!
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