8月2日の誕生花は「ノコギリソウ」
ノコギリソウの花言葉は「忠実」
《ノコギリソウ 名前の由来》
「鋸草」とは、ギザギザした葉を、
ノコギリに見立ててつけられた名前。
写真は、ちょっとバックが暗くて、
葉がわかりづらいのですが・・・。
どうでしょう?
《ノコギリソウの基本情報》
キク科。多年草。
コーカサス地方、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど、北半球におよそ100種が分布し、日本にも4種が自生しています。
草丈は、60~80センチ。
花期は、5月下旬~10月。真夏はいったん開花をお休みするようです。
直径数ミリの小花を、直立した茎のてっぺんに、固めて咲かせます。
花色は、白、黄色、ピンク、赤、オレンジなど。
日本自生種は、白。
「西洋ノコギリソウ」は、カラフルな花色の園芸品種も作り出されており、こちらは、明治時代に渡来したとされます。
《ノコギリソウはハーブ(有用植物)》
ハーブとして名高く、
「ヤロウ」という名前で(「野郎!」ではナイ)、アロマテラピーの精油の原料でも知られています。
効能は幅広くて、緊張緩和や、風邪予防、婦人病や更年期障害などなど。
《ノコギリソウと「アキレス腱」の関係》
「ギリシャ神話にも登場する、人類とは縁の深い草花。
属名は「アキレア」で、
この草の薬効成分(消炎・健胃など)を発見した医師の名前、
はたまた、ギリシャの俊足の英雄の名前、
・・・が、由来とされておりまして、この2人、同名で「アキレス」。
お医者さんよりも、英雄の方がポピュラーでしょうか。
靴メーカーの社名にもなってますし、体の部位名にもなってますし(「アキレス腱」)。
この「アキレス腱」、
不死身の英雄アキレスの唯一の弱点で、結果的にそこを槍で突かれて、彼は命を落とします。
まぁ、「弁慶の泣き所」的存在ってことですな。
しかし、「アキレス腱」という名になる前は、何という名前、だったのでしょうかね。
「弁慶の泣き所」は、「むこうずね」が正式名称です。
・・・気になる。
もとい、この花には、「アキレスと闘って敗れた、とある国の女王の亡骸である」という伝説があります。
無用な戦火がなくなって、平和に「忠実」な世界になることを、祈りたいものですね。
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