8月4日の誕生花は「トリトマ」
トリトマの花言葉は「切実な思い」
《トリトマは「松明(たいまつ)に似ている!》
たいまつにも見えるたたずまい。
オリンピックの「聖火トーチ」よろしく、
掲げてみたくなるような。
(実際、英名は「トーチ・リリー」)
和名も、なかなかいいですよ。
《トリトマの基本情報》
ツルボラン科。多年草。
長いこと「ユリ科」に分類されていましたが、最近「ツルボラン科」とされたようです。
しかしほんのつい最近のことのようで、「ユリ科」としている文献なども多く、花を楽しむ分には、まぁどちらでもよいかも。
原産地は、南アフリカ。
日本への渡来は、明治時代の中ごろとされます。
草丈は、60センチ~1,2メートルほど。
花期は、6月~9月にかけて。
オレンジと黄色のツートンカラー、白、赤などの花穂をつけます。
花穂は、数センチの筒状の小花が、下向きにかたまって咲いている状態。
つぼみのうちはオレンジ色で、開花すると黄色になります。つまり、下から上へ咲く、ということですな。
《トリトマの日本名は?》
遠目で見ると、「ブラシ」のようにも^^;
ちょっと「もこもこ」した印象もあって、熊の体毛の感じと似ているから、
「赤熊百合(しゃぐまゆり)」
・・・という和名がついたのかなぁと、思ったのですが、
あにはからんや。
旗や槍、帽子などの飾りの毛の房「赤熊」に見立てたもの。
帽子につけると、「たてがみ」のようにも見えて、幕末・明治維新のころは、長州軍の指揮官が目印として頭につけていました。
他にも、「白熊」「黒熊」などがあって、どこの軍の指揮官か、色で見分けられるようにしていたようです。
「トリトメ」ないけれども「切実な思い」の行く末を、明るく照らしてくれる、「トーチ」のような存在になってくれるでしょうか・・・?
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