8月19日の誕生花は「キンミズヒキ」
キンミズヒキの花言葉は「感謝の気持ち」
《キンミズヒキ 漢字で書くと?》
「金水引」と書きます。
結婚式のご祝儀袋にかかっている「細い線」(!)を、
「水引」と申しますが、
金色の水引に花をみたてたもの。
《キンミズヒキの基本情報》
バラ科。多年草。
ただの「ミズヒキ」と呼ばれる種は、タデ科の別種です。
日本からヨーロッパにかけて広く分布し、本州、四国、九州の野原や林などで見られます。
草丈は、30センチ~1メートルくらい。
花期は、7~10月にかけて、
直径7~9ミリほどの黄色い小花を、10センチほどの長さの花穂に咲かせます。
この花穂を、金色の水引に見立てたのですね。
「金水引」は、おめでたいアイテムなので、結婚式に関する品物にかけられます。
紅白水引よりも、さらに「めでた度アップ」って感じ? なにより、ゴージャスですよね。
《ミズヒキの由来》
この「水引」、遣隋使・小野妹子までさかのぼります。
(おののいもこ、ですよ~、受験生、だいじょぶ?
女性じゃないし。ガス会社のCMはウソです!)
帰国したときに持ち帰った隋からの贈り物に、紅白に染められた麻紐が結ばれていました。
これが宮廷で大変喜ばれ、贈り物に結ぶようになり、ひろまっていったようです。
相手への敬意を形で表せる、ということがウケたのでしょうね。
現在は、長野県飯田市と、愛媛県伊予三島・川之江が二大産地。
1998年の長野オリンピック・パラリンピックでも、特産の水引を利用した記念品などが作られました。
《大相撲にも「キンミズヒキ」》
また、髪の毛の「髷(まげ」を結うときに、根元をしっかりと結わえる「元結(もとゆい)」のことも、金水引というそうです。
髷と言えば・・・現代は「大相撲」。
照ノ富士や逸ノ城も、金水引を使っているのかぁ~!?
・・・使ってます。
現役力士「普天王」関のブログに、髷を結うところの、貴重な連続ショットがありました!
元締めは、白っぽい紐に見えます。ハサミで切ってるし。 髪結い(床山さんといいます)の方が超おちゃめ。 必見!
どすこい!普天王
《キンミズヒキ その他の特徴》
おっとっと、話が大分それてしまった。
「キンミズヒキ」本体に戻りましょう。
エキスには、止血作用や消炎、鎮痛作用があり、漢方の生薬として利用されています。
また、花の後にできるタネには、表面にはトゲがあって、近くを通る動物にくっつきます。
移動して各地で子孫を残すというワケ。(「オナモミ」などと同じ)
「運んでくれて、ありがとう!」と、「感謝の気持ち」を表わすべく、薬効成分を含んでいるのかな?
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