9月5日の誕生花は「ベンケイソウ」
ベンケイソウの花言葉は「穏やか」
《ベンケイソウ 漢字で書くと?》
9月5日の誕生花・ベンケイソウのご紹介です。
ズバリ漢字では「弁慶草」。
弁慶のように、とても丈夫で頑丈なことから(!?)、
この名前になったとされます。
保水力に富んだ、多肉植物。
「カランコエ」や「ハカラメ(マザー・リーフ、葉から芽)」の仲間です。
《ベンケイソウの基本情報》
ベンケイソウ科。多年草。
原産地は、中国東北部、朝鮮半島。
日本への渡来は、かなり古いとされ、(遣隋使とか?)もともと薬用として栽培されていたようです。
現在は、野生化しているものも各地に見られます。
高さは、30~80センチほど。
花期は、7月~10月にかけて。
直径数ミリの小花を、密集させて咲かせます。
もともとの花色は、淡い紅紫色。
濃いピンクの「オオベンケイソウ」という近種も、明治時代以降に渡来し、改良園芸種も出回っています。
《ベンケイソウは漢方の薬草》
ふるさと・中国では「景天草」と呼ばれ、全草を乾燥させたものが「景天」という漢方生薬として、解熱・解毒薬として服用されます。
また、葉をあぶって表皮をはがし、腫れ物にあてるといった使い方もされています。
《ベンケイソウの名前の由来は、強さと「うるおい」!》
多肉質の葉は、高い保水力を誇り、
(「うるおいキープ」! 世の女性にはまったくウラヤマシイ能力^^;)
切り取って放っておいても、しばらくはしおれることがありません。
挿し木も容易で、どんどん根付く丈夫さが、弁慶にたとえられたもの。
またの名を「伊岐久佐(いきくさ=生き草)」とも。強い生命力が、よっぽどアピールしたんでしょうな。
ちなみに、名前の本家は「武蔵坊弁慶」。
言わずと知れた、何度となく文学・ドラマ・映画の題材となっている人物。
悲劇のヒーロー・源義経の従者として、彼に最後まで仕えました。
怪力の持ち主、として描かれることが多いですが、純朴で「穏やか」な優しさ、を持ち合わせていたのでしょうかね。
この花の佇まいのように。
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