9月7日の誕生花は「ススキ」
ススキの花言葉は「活力」
《ススキ 漢字で書くと?》
9月7日の誕生花・ススキのご紹介です。
漢字では「薄」と書きます。
中秋の名月、お月見には欠かせません。
「秋の七草」のひとつ、
「尾花」は、ススキのこと。
花穂が、動物の尾に似ていることからついた別名。
風にそよぐ姿は、まさに秋の風物詩。
秋の訪れを実感する風景のひとつでしょう。
《ススキの基本情報》
イネ科。多年草。
北海道から本州、四国・九州・沖縄まで日本全国に幅広く分布し、千島列島の南部や朝鮮半島、中国・台湾でもみられます。
「万葉集」にも多く詠み込まれ(その数45首とも46首とも)、
かつてはお供えだけでなく、かやぶき屋根を葺いたり、炭俵の材料、家畜の飼料などとして、生活に密着した存在でした。
高さは、1~2メートル。
花期は、7~10月にかけて。
長さ20~30センチの穂に、白~黄褐色の花を咲かせます。
「花さえも咲かぬ 二人は枯れすすき~(By「昭和枯れすすき)」は、事実ではございません。
《ススキ 名前と「お供え」の由来》
「ススキ」という名前は、
まっすぐスクスクと伸びること = 「スス」
旺盛に芽が萌え出ること = 「萌(キ)」
・・・の意味からきたとされます。
また、「お月見」のお供えとしての由来は、
収穫物を悪霊から守り、翌年の豊作を祈願する意味、
旺盛な繁殖力にあやかったり、花穂を「豊かな実り」の象徴としたことからきているようで、
いずれも、強い繁殖力に注目が集まったということ。
実際の生態も「枯れすすき」のイメージとは、全く正反対なのですね。
全国には「箱根・仙石原」「奈良・若草山」など、有名な「ススキの原」が各地にありますが、そろそろ、銀色の穂が一面に揺れているんでしょうねぇ。
一面のススキの原は、もの悲しさよりも、「活力」を感じさせてくれる眺めなのでしょう。
このページへのリンクは以下のタグを貼り付けて下さい。
<a href="https://www.366flower.net/2006/09/post_345.html" target="_blank">誕生花の辞典:9月7日の誕生花は「ススキ」</a>
このサイトのデータ(画像・文章)の引用・転載につきましては、必ず「お問い合わせ」をご参照下さい。非営利使用であっても、出典元表示なし・リンク設置なしの引用・転載は、堅くお断りいたします。転載する場合はせめて「引用元」を表示し、当サイトへのリンクを張っていたければ幸いです。