9月24日の誕生花は「アシ」
アシの花言葉は「音楽」
《アシ 漢字で書くと?》
9月24日の誕生花・アシのご紹介です。
漢字では「葦」と書きます。
「人間は考える葦である」と言ったのは・・・
誰でしたっけ?
(おいおい)
シメに行くまでに、思い出します!
「悪し」に通じるということで、
「ヨシ」と呼ばれることも多いようですね。
《アシの基本情報》
イネ科。多年草。
北半球に広く分布します。
湿地や水辺に生える大型の多年草。
草丈は、1~3メートルほど。
花期は、8~10月にかけて。
15~40センチほどの花穂に、さらに2センチ前後の小さな褐色の穂をつけています。
葉に、白の縦縞など斑が入る品種は、園芸用として出まわっているようです。
地下茎をどんどん伸ばして繁殖し、海のそばの河口などもOK。
多少塩分を含む水でも、ものともしない丈夫な性質です。
《アシと日本人》
「日本書記」や「古事記」の、国造りの神話にも登場している植物で、日本神話の中では「日本国」とは、
「豊葦原水穂国(とよあしはらの みづほのくに)」とされているほど。
アシ原が豊かに広がり、稲穂が豊かに実る国・・・っつーことでしょうかね。
アシ原は、日本の原風景のひとつだったことがうかがえます。
簾(すだれ)や葦簀(よしず)の原料としても古くから生活に根ざした存在なのです。
《「人間は考える葦である」と言ったのは・・・?》
・・・思い出しました。
「パスカル」です。
(葦から棒・・・じゃなかった、藪から棒にすみません)
「人間はひとくきの葦にすぎない。
自然の中で最も弱いものである。
だが、それは考える葦である」
パスカルのパンセ、の一節でした。
とはいえ、性質から見ると「自然の中で最も弱い」とは言い切れず。
風に絶えず揺れそよぐ姿に、パスカルは、弱さや不安定さを見たのでしょうか。
《アシの花言葉 由来は?》
「音楽」という花言葉は、ギリシャ神話に登場する、アシ笛を吹き鳴らす音楽の神「パン」に由来するもの。
半分ヤギの姿をしている神さまで、星占いに使われる「山羊座」のモデルにもなっています。
秋風に揺れるアシが奏でる、そよそよ、さやさやという音は、まぎれもなく「自然の音楽」と言えるでしょう。
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