9月29日の誕生花は「ゲッカビジン」
ゲッカビジンの花言葉は「はかない美」
《ゲッカビジン 漢字で書くと?》
そのまま「月下美人」でありますよ。
9月29日の誕生花・ゲッカビジンのご紹介です。
「月下美人」そのままに、
夜開くのは、美しくかぐわしい大輪の花。
「開花がローカル新聞の記事になる率」
わりと高めの花、ではありますまいか?
《ゲッカビジンの基本情報》
サボテン科。多年草。
メキシコ~ブラジルの中南米が原産地。
「着生サボテン」のひとつで、森林の樹木や岩にくっついて生息しています。
日本への渡来は、昭和のはじめ。
草丈は、2~3メートルにもなります。
まぁ、鉢植えがほとんどですので、そんなに大きく仕立てられませんけども。
葉のように見えるのは、茎。
茎が変化したもので、「茎節(けいせつ)」または「葉状茎(ようじょうけい)」と呼ばれます。
花期は、7~11月にかけて。
直径20~30センチにもなる、アイボリーホワイトの大輪の花を咲かせるのは、夜。
辺りが暗くなってから開き、真夜中過ぎには、閉じてしまいます。
わずか数時間の「花の命」ですが、気温が低いと、明け方まで開いていることもあるようですね。
まさに「月下の美人」。
《ゲッカビジンの名前の由来》
じつは、この名前、「昭和天皇」にゆかりがあるんですって!
(いまの天皇陛下のお父様、ですね)
皇太子だった大正12年、台湾を訪れた際に、この花に目を留められました。
そして、付き添っていた総督に名前をお尋ねになり・・・
総督は知って知らずか(たぶん正式名称は知らなかったんでしょうね)、とっさに「月下の美人」と答えたそうな。
それ以降、この詩的な名前が定着した、とされています。
この総督「田健次郎(でん・けんじろう)」さんというそうですが、
(ニュースキャスターから国会議員になった、 「田英夫」議員のおじいさん)
かなりのネーミングセンスじゃ、あ~りませんか!?
なかなかとっさに出てきませんよね。
もともとこの方も花が好きで、この花を見ては「月下の美人のようだわい」と思っていたのかしら?
「はかない美」を、見事に名前にしてくださった、総督に感謝。
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