10月1日の誕生花は「紅色のキク」
紅色のキクの花言葉は「愛情」
《秋の花・キクはバリエーション豊富》
10月1日の誕生花・紅色のキクのご紹介です。
9月9日の「白いキク」に次いでの登場。
「キク」と一口に言っても、
いろんなタイプがありますよね。
なじみやすいのは、
こんな感じの小菊、でしょうか。
《キクのあれこれ》
キク科。多年草。
原産地は、中国。
・・・などなど、基本データは「9月9日」の項をご参照いただくことにしまして、今日は、以前ご紹介しなかった「キクの雑学」と参りましょう。
《キクは大型の「鑑賞ギク」と小型の「洋ギク」に分類される》
1.大まかな分類。
大型の「鑑賞ギク」と、
(「菊花展」に出品されるようなクラシックなタイプ)
小ぶりで現代的な「洋ギク」、
(スプレー菊やポットマムなど)
・・・に大別されます。
「鑑賞菊」は、大鉢に3本仕立てにしたりしますよね。
管理人も、なぜか小学校6年の時に、学年全員で作らされました・・・。
夏休みも「水やり当番」なんてあって、何度か登校したんですよ。
《「菊」という漢字の意味は?》
「菊」という文字。
中国での字がそのまま使われていますが、
この字には、「散らばったお米を1ヶ所に集める」という意味があるんです。
花びらをお米に見立てたんですね。
《キク栽培は江戸時代にブーム到来!》
日本での普及は・・・。
菊の栽培がブームとなったのは江戸時代。品評会(コンテスト)も催されはじめました。
とくに、19世紀のはじめ「文化・文政時代(1804~30)には、まさに百花繚乱、「菊人形」も作られはじめたようです。
かくして、「日本文化」を代表する花としての地位を、獲得していったワケです。
(外国人による日本文化論のタイトルにも・・・ R.ベネディクト「菊と刀」)
《高貴な家紋「菊の御紋」》
「菊の御紋」と言えば、不可侵な家紋。
菊の花が「皇室の紋章」とされたのは、明治4(1871)年のこと。
以降、菊花紋は皇室以外での使用は禁じられています。
現在の「皇室典範」が規定されたのも、明治時代ということですから、現在の天皇制の骨格は明治時代にあり、と言えそうですね。
日本の秋をクラシックに彩るイメージのキクの花、
これからも、日本人の美意識と生活文化に根ざし、「愛情」を集める存在であり続けることでしょうね。
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