10月16日の誕生花は「サルトリイバラ」
10月16日の誕生花・サルトリイバラの花言葉は「不屈の精神」
《サルトリイバラ 漢字で書くと?》
10月16日の誕生花・サルトリイバラのご紹介です。
「猿を捕る茨」の意味で、「猿捕茨」。
昔話「さるかに合戦」には・・・登場しませんけども。
秋は、赤い実をつけているシーズンです。
《サルトリイバラの基本情報》
ユリ科。つる性落葉低木。
日本全国はじめ、朝鮮半島・中国・インドシナ半島などに分布します。
雌雄異株の植物。
雄株と雌株があります。
高さ(つるの長さ)は、50センチ~2メートルほど。
大きなトゲのあるツルを他の植物にからませ、よじ登るように大きくなっていきます。
花期は、4~5月。
淡い黄緑色の小さい6弁花を咲かせます。
その後、10~11月に、雌株に(雌雄異株のため)赤い実が実り、つるの造形の巧みさと実の美しさから、華道では「秋の花材」として重宝されます。
《サルトリイバラ 名前の由来》
長く伸びツルには、大きく鋭いトゲがありまして、
このトゲで「猿をも捕らえる」ことが、名前の由来。
しかし実際に引っかかるのは、人間ばかりなり・・・のようですが。
(「ヒトトリイバラ」には、しなかったのですな、 ホモ・サピエンスの沽券にかかわる故!?)
《サルトリイバラは色々役立つ》
また、葉っぱも大きくツヤツヤとして美しいもの。
ハートをさらに横広がりにしたような卵形で、「柏餅」の柏の葉のかわりに、お餅を包むのに使っている地域もあるんですよ。
鹿児島や屋久島などで見られ、ほのかにスパイシーな香りがあって、甘いお餅に独特の風味を加えているようです。
その名も「かからんだんご」!
食べても無害であるどころか、根茎は、漢方薬としての利用法も。
野や山を見渡せば、役に立つ植物はほんとにたくさんあるんですね。
それらを生活に取り入れてきた、先人の「不屈の精神」にも、脱帽いたします。
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