11月5日の誕生花は「リュウゼツラン」
11月5日の誕生花・リュウゼツランの花言葉は「繊細」
《リュウゼツラン 漢字で書くと?》
11月5日の誕生花・リュウゼツランのご紹介です。
漢字では「竜舌蘭」と書きます。
《リュウゼツラン、キーワードは「お酒」と「開花」?》
左党(お酒好き)の方は、結構接点があるかもしれません。
この植物も、
「開花」がニュースになるもののひとつ。
花というか・・・「松の木」みたいなんですけど。
どうでしょう?
《リュウゼツランの基本情報》
リュウゼツラン科。多年草。
「ラン」と名前にはありますが、ランの仲間ではありません。
かつては「ヒガンバナ科」に分類されていました。
原産地は、北アメリカ南部から中央アメリカにかけて。
メキシコを中心に、300種ほどが分布しています。
日本への渡来は、江戸時代とされています。
高さは、種類にもよりますが、2~3メートルほど。
これはあくまで、葉の大きさですので、あしからず。
花期は、おおよそ夏、とみられます。
とはいえ、一つの株が開花するのは「一生に一度」。
「センチュリープラント」の英名通り、100年に一度しか咲かないんじゃないのか、というほどの珍しさ。
《リュウゼツランの開花のナゾは?》
実際のところは、それほどでもないようで、株が根付いてから開花するまでの期間は、
熱帯地方・・・10~20年
日本・・・30~30年
・・とされています。まぁ、じゅうぶん長いですな。
さらに加えて、花は「かな~り目立つ」。
開花の2ヶ月ほど前から、アスパラガスの親玉みたいな花茎を、天に向かって、にょきにょき伸ばし始めます。
あたかも、ジャックを天上に運んだ豆の木のよう。
そしてそして、2階の屋根のはるか上、5メートルとも7メートルとも、とにかく花茎を伸ばしきった所で、おもむろに花を咲かせるのであります。
目立たないワケがない。
ゆえに「開花がニュースになる率」が、かなり高い植物であります。
《リュウゼツランの開花は「生涯に一度」》
まさしくこれは生涯の一大イベント、開花を終えると親株は枯れていきます。
しかし、開花準備と同時に根元に子株を作って、次世代への命の継承はぬかりなく行い、種を保存しているんですね。
もちろん、花での繁殖(実生)も同時進行させています。
「一年に一度の花期」どころか、「一生に一度の花期」ですが、この種にとっては、それで十分なのでしょう。
《リュウゼツランとお酒の関係は?》
洋酒「テキーラ」の原料としても有名です。
「テキーラ村」で作られていた「メスカル」というお酒のことで、名前の由来は地名です。
その村で栽培されていた、特定種類のリュウゼツランから作られたお酒の製品名が、メキシコオリンピックや「テキーラ」という曲のヒットを期に、一気にメジャーとなりました。
すなわち「メスカル」のブランドのひとつが「テキーラ」。
メキシコでは、法律で「テキーラ」の定義を定めているとのこと。
偽物対策も、「繊細」に、実行されているのかもしれません。
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