11月10日の誕生花は「ガマ」
11月10日の誕生花・ガマの花言葉は「従順」
《ガマ 漢字で書くと?》
11月10日の誕生花・ガマのご紹介です。
漢字では「蒲」と書きます。
地名にもついてますね。「蒲田」とか「蒲郡」とか。
神話「因幡の白うさぎ」の重要なモチーフ。
毛皮を剥がされてしまったウサギを、
この植物の穂ワタが、優しくつつむ・・・
秋は、まさに「穂綿」のシーズン。
《ガマの基本情報》
ガマ科。多年草。
原産地は、日本を含む北半球の温帯一体。
池や沼などに生える、水生植物です。
高さは、20センチ~1,2メートルほど。
花期は、6~7月にかけて。
茎の先に、雄花・雌花を2段に分けた花穂をつけます。
雄花は上の方、雌花は下の方に固まります。
雌花は成熟すると、茶色になって太くなるので、まるで「フランクフルトソーセージ」の様にも。
秋になると、ウサギがお世話になった「穂綿」状になって、風に乗って飛散します。
この穂綿は、かつて布団の綿に使われていたとのこと。
また、茎はすだれの材料になったことから、「ミスクサ(御簾草)」という別名もあります。
《ガマと「因幡の白ウサギ」》
ガマといえば、やっぱり「因幡の白兎」ですよね。
海の向こうに渡るため、鰐をだまして橋の換わりにしたウサギ、怒った鰐に皮を剥がされてしまいます。
赤ムケになって苦しんでいるところに(痛そう~・・・!)、大国主命(おおくにぬしのみこと)が通りかかり、
ガマを使った直し方を教えてあげる・・・
というような神話です。
もともとは「ガマの花粉の上で体を横たえなさい」と指示したとあるようです。
花粉を乾燥させたものは、「蒲黄(ほおう)」という、漠方の止血薬。傷に効く、ということですな。
しかし管理人は、「白兎は穂綿にくるまって治った」と思っていまして・・・そう思ってる方、いらっしゃるでしょ?
実際、歌や絵本などでは、そうなっているようですし。
まぁ、子ども向けにアレンジしようとした場合に、フワフワした綿のほうが、
傷を癒やすことと、ウサギのイメージに合うので、こうなったのかも知れませんね。
「従順」に人の言うことを聞くと、ためになることは、多いもんです。
ついつい疑ってかかる、世知がらいご時世では、ありますが・・・。
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