11月14日の誕生花は「モミ」
11月14日の誕生花・モミの花言葉は「時間」
《モミ 漢字で書くと?》
11月14日の誕生花・モミのご紹介です。
漢字では「樅」と書きます。
クリスマスツリーといえば、この木。
「天然もの」を飾るのは、
なかなかぜいたくなご時世ですが、
やっぱりいいもんですねぇ。
《モミの基本情報》
マツ科。常緑高木。
「モミ属」は、北半球の温帯から寒冷地にかけて、およそ40種ほどが分布します。
そのうち「モミ」「ウラジロモミ」など4種が、日本の特産種として本州・四国・九州に自生しています。
高さは、40メートルほどにもなります。
花期は、5月。
10~15センチほどの「球果」が、10月ごろに熟します。
卒塔婆や棺桶の材料(・・なくてはならないものですな)など、古くから生活に根ざした木材として用いられ、各地で栽培されてきました。
東京の「代々木」の「木」は、一節には、明治神宮東門近くに植えられていたモミの木のことを指すとも。
ここまでお読みになって、「あれ?」っと思われた方、
・・・・鋭い。
「日本特産のモミが、どうして西洋の伝統行事、 クリスマスに使われるのか!?」
・・・と、いう疑問が頭をもたげてきませんかっ!?
きますよねっ!?
(そんなに強要せんでもええっちゅーの)
《モミは、「ジャパニーズ・クリスマスツリー」だった!?》
じつは「本家クリスマスツリー」は、「ヨーロッパトウヒ(唐檜)」「ドイツトウヒ」といった、同属の別種が使われているんです。
欧米では、正確には「モミの木」では、ないんですね。
すなわち、モミは「日本独自のクリスマスツリーの木」と言えましょう。
欧米でも、常緑樹は冬の間も緑を保つため、生命力の象徴とされています。
まぁ、本家の樹種も、日本のモミも、どれもよく似た常緑樹なので、何でもいいじゃないの、という感じがしますが・・・・。
日本初のクリスマスツリーのお目見えは、1860年。
ときの「プロイセン使節(今で言う駐日大使かな)」が、公館に飾ったのがはじまり。
その後、戦時中の「西洋文化排斥」の嵐をくぐりぬけ、今や日本人の必須アイテムのひとつとなりました。
これも「時間」の成せる技?
